ニュース
「恵方巻」にも値上げの波 コスト削減のカギは「予約制」にあり:価格帯で分かれる傾向(1/2 ページ)
節分に欠かせない「恵方巻」にも値上げの波が押し寄せている。帝国データバンクの調査によると、一般的な五目・七目の恵方巻(太巻・1本当たり)の平均価格は898円。前年の825円に比べ73円(約8.8%)アップした。
節分に欠かせない「恵方巻」にも値上げの波が押し寄せている――帝国データバンクが、大手コンビニエンスストアや外食チェーン、スーパー、百貨店、著名な日本料理店など104社が販売する恵方巻の価格を調査した結果、一般的な五目・七目の恵方巻(太巻・1本当たり)の平均価格は898円。前年の825円に比べ73円(約8.8%)アップした。
恵方巻の値上げは食材価格の上昇によるものだ。太巻きに用いられる玉子焼きは鶏卵価格が大幅に上昇している。また、不作による供給減で品薄になっている干しのり、国産・中国産ともに供給減が続く味付けかんぴょうや穴子など、主な原材料で価格の上昇がみられる。
高級志向な商品が多い海鮮恵方巻は平均1633円で、前年1475円から158円(約10.7%)の上昇となった。海鮮恵方巻でも、使用頻度の高い国産まぐろの価格が前年から40%超の上昇。子どもに人気の高いサーモンなど輸入さけ・ます類の価格も大幅な値上がりが続いている。
関連記事
- 脱げない靴下をつくりたい――と考案した「はかないくつした」が話題 逆転の発想はどう生まれたのか
「靴下のかかとが脱げやすいなら、いっそなくせばいいのでは?」――そんな思い付きから生まれたのが、ナイガイ(東京都港区)の「はかないくつした SUASiC(スアシック)」(1足880円)だ。 - オートミールを茶碗によそって箸で食べる!? 日本市場を狙うケロッグの意外すぎる作戦
日本ケロッグは9月15日、「粒感しっかり オートミールごはん」を発売した。同社の執行役員でマーケティング本部長の山田実さんによれば、日本のオートミール市場規模はこの4年で約10倍以上に急成長しており、2021年は623億4000万円にのぼるという。この急拡大は、オートミールならではの食べ方「米化」が要因だ。 - 「セカンド冷凍庫」が一躍人気になっている“なるほど”な理由 シャープに聞いた
「セカンド冷凍庫」が注目を集めている。家にもう1台冷凍庫を置くというと、部屋が手狭になるなどマイナスな印象を受けるかもしれないが、直近2年間で国内出荷台数は2倍近くに急増。人気の背景には、食品買いだめやコストコなど大容量商品の人気上昇のほかにも、追い風があるようだ。詳しい理由をシャープに聞いた。 - もはやオシャレ家電? 人気の「セカンド冷凍庫」しのぎ削るメーカー、焦点は2つ
食品買いだめやコストコなど大容量商品の一般化、ふるさと納税の返礼品などを追い風に、人気上昇中の「セカンド冷凍庫」。各社の人気セカンド冷凍庫を分析すると、ある特徴が見えてくる。キーワードは、「スリム」と「大容量」だ。 - 異例の350万本突破 リップモンスターが口紅市場で“モンスター級”になれた理由
コロナ禍により、化粧品市場は大きな打撃を受けた。2020年は6670億円(前年比88%)と大きく落ち込み、21年もほぼ同水準となった。最大の要因はメークアップ化粧品で、特にファンデーションや口紅など、マスクを着用すると崩れたり隠れたりしてしまうカテゴリーの落ち込みが大きくなっている。こうした状況にあって、累計販売本数が350万本突破するほどの人気商品となっているのが、KATEの落ちにくい口紅「リップモンスター」だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.