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学び直しは会社員のキャリアにどう生きたのか 働きながら38歳でMBAを取得:プライベートをほぼ捨てても(1/5 ページ)
「リスキリング」が注目されている。大手企業での勤務を経て、31歳でスタートアップに転職した上野陽子さんは、働きながら38歳でMBAを取得、その後、別のスタートアップに転職しマネージャー職を務める。「プライベートをほぼ捨てても挑戦する価値があった」と話す上野さん。学び直しがキャリアにもたらした変化とは――。
約1カ月前、岸田首相が発言した「育休中のリスキリング(学び直し)支援」がひんしゅくを買った。追って「ライフステージのあらゆる場面において、本人が希望して学び直しに取り組む際に、それを後押しできる環境整備を強化する趣旨」だと釈明し、擁護する声も聞かれた。
良くも悪くも「リスキリング」という言葉が注目されているが、実際、人生100年時代のキャリア構築において学び直しをしている人、検討する人は多いかもしれない。企業側もまた、社員の学び直しをどう支援するか本格検討しているはずだ。
楽天、リクルートでの勤務を経て、31歳でスタートアップに転職した上野陽子さん(40歳)は、35歳で大学院への入学を決意、働きながら38歳でMBAを取得した。その後、チャットコマースで世界進出するスタートアップ「ZEALS(ジールス)」に転職し、マネージャーとして組織・人材開発に携わる。
「プライベートをほぼ捨てても挑戦する価値があった」と話す上野さんに、学び直しがキャリアにもたらした変化を聞いた。
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