「チャットGPT、知らない」7割 使いたい理由、使いたくない理由:認知度はまだまだ
テキストを入力すると、それに応じた答えを返す「チャットGPT」が話題になっているが、認知度はどのくらい広がっているのだろうか。15〜59歳の男女に聞いた。
テキストを入力すると、それに応じた答えを返す「ChatGPT」(チャットGPT)が話題になっているが、認知度はどのくらい広がっているのだろうか。15〜59歳の男女に聞いたところ「説明できる(熟知+大まかに)」と答えたのは12.8%に対し、「全く知らない」は67.6%であることが、ユニークキャリア(東京都豊島区)の調査で分かった。
この結果を受け、ユニークキャリアは「各種メディアで取り上げられ始めているものの、認知度はまだまだ低いと言える。一方で、実際に利用してみた人も徐々に出てきている印象だ」とコメントした。
チャットGPTを「使いたい」という人に、その理由を聞いたところ「便利そう」(50人)がトップ。「何通りもの答えを提示してくれていて、自分に合った解決方法を探せそうだと感じたので」「何をしたら分からない時に適切な対処法を提示してくれるから効果がありそう」など、実用性に着目している人が多いようだ。
一方「使いたくない」という人にも、理由を尋ねたところ「必要ないから」(65人)がトップ。「特に必要性を感じない」「ネットで調べれば分かる」といったコメントがあった。
次いで「興味がわかないから」(24人)、「信頼できないから」(21人)、「よく分からないから」(10人)が続いた。「人間の思考のような複雑なものは、まだ機械的なAIに理解できるとは思えない」「まだ精度が完全ではないと聞くので必要性を感じていない」などの声があった。
インターネットを使った調査で、15〜59歳の男女1000人が回答した。調査期間は2月24〜25日。
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