「まだかなあ、遅い!」と感じる期間 応募した企業からの返事:応募件数の目安(2/2 ページ)
アイデムは、仕事選びに関する調査を実施した。求人サイト利用者が、応募した企業からの返事が「遅い」と感じるまでの期間はどれくらいなのだろうか。
応募件数の目安
求職活動中の人に求人に応募する件数の目安を聞いたところ、全体で最も多いのは「2〜5件」(39.8%)だった。次いで「良い条件の求人があればすべて応募したい」(29.2%)、「1件だけ」(25.0%)、「6〜10件」(3.8%)、「11件以上」(2.2%)。「1件だけ」を選んだのは全体の4分の1で、4分の3は複数の企業に応募していることが分かった。
希望雇用形態別では、正社員は「件数に目安はなく、よい条件の求人があればすべて応募したい」が33.0%で、他の雇用形態よりも目安を設けていない割合が大きくなっている。パート・アルバイトでは「2〜5件」が41.3%、「1件だけ」が28.7%で、正社員希望者より応募件数に目安を設けて活動している人が多いようだ。
正社員およびパート・アルバイトの人にその雇用形態を希望する理由を聞いたところ、正社員は「将来にわたって安定して働きたいから」が最も多く66.0%、次いで「社会保険に加入できるから」が39.6%、「他の雇用形態より収入が得られると思うから」が34.9%となり、男性のほうがキャリアアップや収入額を重視している傾向にあった。
パート・アルバイトを希望する人は「自分の都合の良い時間や曜日に働きたいから」が49.5%。以降、「生活との両立を図りたいから」が39.1%、「気楽に働きたいから」が27.2%となり、女性は37.1%が扶養の範囲内での就労を望んでいることが分かった。
調査は2022年12月2日〜23年2月5日、インターネットで実施。22年12月1日〜23年1月31日に求人サイト経由で応募した人を対象とした。有効回答数は555人。
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