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「オートミール」市場急拡大 これまでの健康食品ブームと何が違うのか?長浜淳之介のトレンドアンテナ(5/8 ページ)

オートミールが大流行しており、市場規模も急拡大中だ。さまざまなプレーヤーが参入し、食べやすい提案がされている。

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安すぎる業務スーパー

 オートミールの普及に、業務スーパーが果たした役割も大きい。

 業務スーパーは安いだけでなく独特な品ぞろえが魅力。海外からの輸入品も多いが、オートミールはカナダやバルト3国のラトビア、リトアニアから輸入している製品が主力となっている。


業務スーパーで販売されている、ラトビア製オートミール(出所:業務スーパー公式Webサイト)

業務スーパーで販売されている、リトアニア産(出所:業務スーパー公式Webサイト)

業務スーパーで販売されている、カナダ産オートミール(出所:業務スーパー公式Webサイト)

 ロールドオーツ、クイックオーツ、オーガニックの商品を扱っているが、「関東のみ」「関西のみ」販売というものもある。最近はそうでもないが、コロナ禍に入ってからは売れ過ぎて欠品していることも多かった。

 売れる理由は、とてつもない安さだ。価格はその時の為替レートなどで変わるが、関西のみで販売する水色パッケージの商品が500グラムで138円。オーガニックでも500グラムで248円(いずれも参考価格)。

 関東のみでの販売だが、中国から輸入しているお好み焼き、たこ焼き、チヂミといったオートミールを加工した冷凍食品もある。


業務スーパーで販売されている、オートミールで作ったたこ焼き。冷凍食品(出所:業務スーパー公式Webサイト)

 タピオカブームの時も、業務スーパーはよく欠品になるほど売っていたが、売れる輸入商材を探し当てる優れた商品開発力がある。

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