ビジネスパーソンの9割「リスキリング推奨企業は魅力的」 実際に行われている施策とは?(2/2 ページ)
総合転職エージェントのワークポート(東京都品川区)は、「リスキリング」に関する意識調査を実施した。
職場でリスキリング施策を実施している?
現在の勤務先(または直近の勤務先)はリスキリング施策を実施しているか聞いた。「いいえ」と答えた人は71.0%と大多数を占め、「はい」と答えた人はわずか13.3%だった。実際に取り組む企業はまだまだ少ないことがうかがえた。
勤務先で「リスキリング施策を実施している」と答えた人に、具体的にどんなスキルが習得できるか聞いたところ、現在の業種や職種に関連するスキルを挙げる人のほか、IT系の職種でなくても「ITスキル」(20代男性、製造)、「RPA、Python」(40代男性、コンサルタント)など、IT関連スキルを習得できると回答した人が多く見られた。DX関連のスキルを習得できるという回答も複数あり、DX化推進のためにリスキリングを進めようとする企業があることが分かった。
勤務先で「リスキリング施策を実施していない」人に、リスキリングが実施される場合受けたいと思うか尋ねた。「絶対に受けたい」人は42.5%、「やや受けたい」人は43.8%と、86.3%がリスキリングを受けたいと考えていることが分かった。
リスキリングを受けたいと思う理由については、「自己成長につながり、結果的に自分の市場価値を上げてくれるため」(30代男性、接客販売)、「新しいスキルを身につけて、対応できる領域を拡大したいから」(40代男性、管理)、「AIで事足りる世界が数年後に迫り、仕事の役割が変わるため」(40代男性、営業)など、リスキリングを自己成長や市場価値向上につなげたいとする意見が多く挙がった。
今回の調査は、20〜40代の現役ビジネスパーソンの男女を対象に、インターネットで実施した。期間は1月24〜31日、有効回答数は563人。
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