ニュース
無印、500円以下の日用品を拡充 物価上昇を逆手にお手ごろ感アピール:キッチン用品や洗剤など
無印は500円以下の日用品を拡充する。物価上昇を逆手にお手ごろ感アピール。
無印良品を展開する良品計画は、キッチン用品や洗剤を中心に500円以下の日用品約50アイテムを3月に発売する。物価上昇が続く中で、手ごろな価格の商品を拡充し、需要獲得を狙う。
「植物由来で汚れ落ちも考えた洗剤シリーズ」は汚れ落ちや使いやすさを追求し、洗浄成分である界面活性剤を植物由来にした。衣類用、台所用、住居用、漂白・除菌用、カビ取り剤など、詰替え用も含め全17種類用意している。
「蓋をしたままレンジで使える フードコンテナ」は、蓋と本体の凹凸を少なくし、洗いやすく乾きやすい形状にした。加熱時に発生する蒸気が蓋を押し上げ、隙間から逃げる構造になっているため、電子レンジにかける際に蓋をずらす必要がないという。蓋も本体も透明にすることで、上からでも横からでも中身を見えやすくした。
その他、「冷蔵庫内 整理トレー」「素早くカットできる 両刃スライサー」「Ag+抗菌加工 やわらかいまな板」などを販売する。
2023年春夏シーズン全体では、500円以下の日用品を合計約90アイテムを投入する予定。4月以降は、植物由来のカトラリーや卓上調味料入れ、ドリンクボトルなどを発売するとしている。
同社は1980年の無印良品スタート時から素材の点検・工程の見直し・包装の簡略化により、品質の良い商品を手に取りやすい価格で提供することを目指している。22年9月には500円以下の日用品や消耗品を中心に集めた新業態の店舗「無印良品 500」をオープンした。
関連記事
- 「溶接の作業着」がキャンパーに爆売れ ワークマンが「エクセル研修」を強化して見えた新たなニーズとは
ワークマン好調の背景には「データ活用の強化」がある。作業服だけではなく、新業態を続々とオープンし、新規層を獲得。「エクセル研修」を強化して見えた新たなニーズとは? - 無印店舗ではあまり目立たなかった「泡立てネット」 なぜローソン店舗では売れたのか
ローソンは5月から、ローソン店舗での無印の販売を順次開始している。無印店舗ではあまり目立たなかった“意外な”商品の販売も好調だったという。無印を販売する狙いや売れ行きを聞いた。 - 高級ホテルブッフェの残り、弁当で提供 2カ月で100キロの食品ロスを削減できたアプリ「TABETE」とは?
ホテル滞在の楽しみの1つである「朝食ブッフェ」。長年課題とされてきた「食品ロス」問題だが、2カ月で100キロ、50%削減したアプリがある。食品ロス削減アプリ「TABETE」とは? - 「本物のハンバーガーを伝えたい」 王者マックに“ケンカ?”も仕掛けるバーガーキングの強気な戦略とは?
日本において圧倒的な支持を集めるハンバーガーチェーンといえば、「マクドナルド」。そんな“マック一強”と思われる日本において、昨今成長を続けるのが「バーガーキング」だ。「本物のハンバーガーを伝えることが私たちの役目」――野村代表が語る戦略とは。 - 全国にたった“17人” スタバ黒板アート職人「GAHAKU」は何者なの?
日本のスタバには、「GAHAKU」と呼ばれる黒板アートの達人が存在する。GAHAKUは全国にたった17人。倍率12倍以上の選考を勝ち抜き、従業員の“お手本”となる黒板アートを制作している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.