侍ジャパンの選手が舌鼓 大阪の焼肉店「明月館」、“WBC効果”で来店客増加中:支払ったのは誰?
野球の世界一決定戦「ワールドベースボールクラシック」(WBC)が開幕し、“侍ジャパン”こと日本代表の初戦が近づく中、大阪市内の焼肉店「明月館」が注目を集めている。
野球の世界一決定戦「ワールドベースボールクラシック」(WBC)が開幕し、“侍ジャパン”こと日本代表の初戦が近づく中、大阪市内の焼肉店「明月館」が注目を集めている。ダルビッシュ有投手や大谷翔平選手などの選手団が3月5日に来店し、決起集会を開催したためだ。
選手が来店したのは、明月館の上本町本店。店舗の担当者は取材に対し「問い合わせが殺到しており、大変申し訳ないが現在は取材をお断りしている」とした上で「選手が来店したのは事実。以前から来店客が多かったが、マスコミ報道や選手がSNSで情報発信したことで来店客も増えている」と明かした。売り上げや来店客の増加の程度については「詳細は分からない」と明言を避けた。
公式Webサイトには「和牛一筋三十余年。本場韓国の伝統の味を守り続ける」との記載がある。明月館は「安くて、うまい」と評判の名店として知られる。ランチも人気で、連日客足が絶えないという。メニューを見ると、ロースとカルビが1705円、宴会コースも6000円からとリーズナブルな価格に設定している。
「Number Web」は3月9日公開の記事で、予約が入ったのは当日の昼。選手が来るということは事前に知らされておらず、通常通り営業していた店内は、突然現れた「ドリームチーム」の面々に一瞬騒然となったと報道。30人全員で肉150人前、30合の米を消費したという。支払いはダルビッシュ・大谷両選手が対応したとのことだ。
実はラグビー日本代表選手の実家だった
侍ジャパンの選手が来店したことで注目が集まっている同店。実はラグビー日本代表での出場歴を持つ、金正奎(きんしょうけい)選手の実家としても知られる。常翔啓光学園高校出身の金選手は、高校日本代表では主将、早稲田大学ではラグビー蹴球部副将もそれぞれ務め、7人制ラグビー日本代表での選出経験もある。
侍ジャパンが実家に来店したことを受け、金選手は自身の公式Twitterアカウントで「ご来店いただきありがとうございます。凄いメンバー!応援しています」と投稿し、選手たちに謝意を示している。
侍ジャパンは3月9日、中国代表との対戦を皮切りに、韓国(10日)、チェコ(11日)、豪州(12日)との連戦が続く。“大阪の味”が、連覇を果たした09年大会以来の優勝を目指す選手たちの活躍につながるか注目を集めそうだ。
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