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脱“日産・ルノー依存” 三菱自、2035年度までに電動化100%へ3年ぶり中期経営計画(1/2 ページ)

三菱自動車は2025年度までの成長戦略を盛り込んだ新たな中期経営計画「Challenge 2025」を発表した。新計画では35年度までに電動化100%実現や、ASEANやオセアニア地域での販売強化を打ち出した。

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 三菱自動車は3月10日、2025年度までの成長戦略を盛り込んだ新たな中期経営計画「Challenge 2025」を発表した。同社にとって、計画の発表は20年7月以来、約3年ぶり。新計画では35年度までに電動化100%実現や、ASEAN(東南アジア諸国連合)やオセアニア地域での販売強化を打ち出した。

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三菱自動車の店舗(提供:ゲッティイメージズ)

30年までに電動化50%、35年には100%

 同社は旧計画で、30年までにバッテリー式EV(BEV)など電動車の販売比率を50%とする目標を掲げていた。新計画では35年までに比率を100%とする目標を入れ、さらに踏み込んだ内容とした。最新の電動化の数値は、21年度末で7%となっている。

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35年度までに電動車の販売比率を100%に(出典:同社の中期経営計画、以下同)

 電動化に必要不可欠となる車載バッテリーに関しては、30年までに総額2100億円を投資する方針。調達予定の地域や企業名などの詳細は「回答を差し控える」(同社広報)とした。原資は日産自動車や仏ルノーのサポートを受ける形ではなく、全額自社で賄うという。

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30年までに2100億円をバッテリー調達に投資
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