子どもに目指してほしい理想の大人 3位「イチロー」、2位「大谷翔平」、1位は?:ソニー生命保険調べ(2/2 ページ)
ソニー生命保険(東京都千代田区)は、今年で10回目となる「子どもの教育資金に関する調査」を実施した。
教育費はいつまで親が負担するべき?
子どもの教育費を親が負担する時期は、55.7%が「大学・短大・専門学校卒業まで」負担すべきと回答。以降は「就職するまで」(22.6%)、「大学院卒業まで」(11.0%)と続いた。
未就学児の親が考える必要な教育資金、平均は1436万円
未就学児の親を対象に、子どもが小学生から社会人になるまでに、教育資金はいくらくらい必要だと思うか聞いた。結果は「1000万〜1400万円位」(31.5%)と「2000万〜2400万円位」(28.6%)が多く、平均予想金額は1436万円だった。
平均予想金額を過去の調査結果と比較すると、21年の1266万円→22年の1377万円→23年の1436万円と、調査開始以来最も高い水準となっていた。
子どもの祖父母から教育資金を援助してもらっている人は半数程
46.6%が、子どもの教育資金として祖父母(自分の親や義理の親)から資金援助してもらっていないと回答。援助を受けている人に金額を聞くと、「〜40万円位」が16.2%、「100万円位」が13.0%で、平均は104万円だった。
結果を子どもの就学段階別にみると、資金援助してもらっている金額の平均は、未就学児の親が87万円、小学生の親が94万円、中高生の親が108万円、大学生等の親が127万円だった。
半数以上は進学用の教育資金を「銀行預金」で準備
高校生以下の子どもの親を対象に、大学などへの進学のための教育資金を、どのような方法で準備しているか聞いた。結果は「銀行預金」(57.2%)が最も高く、以降は「学資保険」(49.7%)、「資産運用(株式投資、投資信託、つみたてNISA等)」(20.7%)と続いた。
大学生の親(予備校生・浪人生を含まない)に、大学などへの進学のための教育資金を、どのような方法で準備してきたか聞いたところ、「銀行預金」(71.3%)、「学資保険」(45.1%)、「奨学金」(15.6%)の順に回答者が多かった。
調査は1月26〜27日、インターネットで実施。調査対象は大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女、有効回答数は1000人。
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