「お金に困らず、自由に仕事したい」 月50時間労働で年収3000万円を実現した「思考法」:小さく分けて考える(1/5 ページ)
「お金に困らず、自由に仕事がしたい」――多くの人が考えたことあるはずの、この願望。実現するにも、何から手を付ければいいか、そもそも実現できるのか。一歩でも前進するために身につけるべき思考法を伝授する。
この記事は、『小さく分けて考える』(菅原 健一著、SBクリエイティブ)に掲載された内容に、編集を加えて転載したものです(無断転載禁止)。
「お金に困らず自由に仕事をしたい」というのは、今の時代を象徴する理想のかたちだと思います。実際、多くの人がそう考えているのではないでしょうか。この「お金に困らず自由に仕事をしたい」という目標について考えてみましょう。
「お金に困らず、もっと自由に仕事がしたい」の意味を分解する
「お金に困らず、もっと自由に仕事がしたい」ですと、少しふわっとしています。どんな状態が自分の理想なのか、分解してはっきりさせていきましょう。
お金と仕事の理想的なバランスは、人それぞれに違います。僕の周りの友人は、「面白い仕事をたくさんしたい」というタイプの人間です。
ずっと面白い仕事をしていたいので、たとえお金が入ってきても、使う時間がありません。だから、稼ぐことにそこまで執着を持てないところがあります。
まるで「締め切りに終われ続けているのでお金を使うヒマがない週刊少年ジャンプの人気作家」みたいな生き方です。でも、「自由に面白い仕事ができてお金に困らない」というのは満たします。
一方、今の若い人たちの中には、ワークライフバランスを重視する価値観を持つ方も多いと思います。仕事も好きだけれど、それだけに傾倒するのではなく、プライベートも充実させたいという考え方です。プライベートを楽しむにはある程度のお金が必要になるので、自由に仕事をして時間を余らせたいけれど、お金も効率よく稼ぎたい。これは、僕の「自由に仕事ができてお金に困らない」とはまた違う理想です。
こんなふうに「お金に困らず、もっと自由に仕事がしたい」といっても、人によってかなえたい状況は異なります。そこで、「お金」と、自由に関係する「時間」「場所」で状況を分解してみましょう。
- 「お金」……年収1000万円くらいほしい
- 「時間」……午前か午後のどちらかは空けたい。残業分を含めた会社員の労働時間の半分程度、月100時間労働が理想
- 「場所」……世界中どこでも好きなところで働きたい
すると、年収1000万円で、月100時間労働(もしくは結果を出せばOK)で、どこにいてもできる仕事がしたい、ということになります。
関連記事
- 「売り上げを2倍にせよ」 上司の“ムチャぶり”に応えるために、まずやるべきこと
「売り上げを2倍にせよ」――上司からこうオーダーを受けたら、あなたならどうしますか? 一見すると無理難題でも、小さく分けて考えるとヒントが見えてくる……。 - なか卯が今でも「250円の朝食」を提供している理由 ライバルは牛丼チェーンではなかった
なか卯は、業界でも屈指のリーズナブルな朝食メニューを提供している。物価高騰が叫ばれる中で、なぜ低価格を維持しているのか。その理由を担当者に聞いた。 - 「想定以上の売り上げ」──期間限定47%増量商品、品切れ相次ぐ なぜローソンは値下げを選ばなかったのか
ローソンが価格据え置きで人気商品の重量を47%増量した期間限定キャンペーン「盛りすぎ!チャレンジ」を開始し、その取り組みが注目を集めている。キャンペーン開始以降の販売も好調で、一部商品で品切れが相次ぐほどだ。 - コメダは「ボリュームありすぎ」だからいい 4人家族がたどり着いた朝食の“最適解”
大手喫茶チェーン「コメダ珈琲店」はボリュームの多さが特徴。4人家族で朝食をとるのには最適な場所だという。その理由は? - 「580円の朝焼肉」誰が食べている? 焼肉ライクが開店を“4時間”早めてまで始めたワケ
焼肉ライクは「朝焼肉セット」という朝食メニューを2020年8月から展開している。コロナ禍で時短営業を余儀なくされ、「朝の時間帯」に活路を見出したのがきっかけ。今はどのように利用されているのか取材した。 - 脱「1皿100円」で沈むスシロー、くら寿司 値上げが受け入れられない根本原因
くら寿司が2022年10月期決算を発表し、2期連続の営業赤字となった。回転寿司業界では値上げが進み、「1皿100円」時代が終焉を迎えようとしている。一方で、値上げは反発を招くもの。どうすればいいのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.