「お金に困らず、自由に仕事したい」 月50時間労働で年収3000万円を実現した「思考法」:小さく分けて考える(3/5 ページ)
「お金に困らず、自由に仕事がしたい」――多くの人が考えたことあるはずの、この願望。実現するにも、何から手を付ければいいか、そもそも実現できるのか。一歩でも前進するために身につけるべき思考法を伝授する。
例えば、次のように計画します。
3年計画で独立開業する
- どんな仕事なら独立できるかを決める(1年目)
「独立している人に話を聞く」「自分にできることは何かを分析する」「事業計画を立てる」
- 副業で試す(2年目)
「クラウドソーシングに登録」「お客さんになってくれそうな知人に声をかける」「継続発注してくれそうなお客さんを集める(目標の数を決める)」「うまくいきそうなら退職の準備」
- 独立準備(3年目)
「退職」「Webサイト作成」「事業用アカウントの取得など」「名刺・その他作成」「活動を始める」
僕が今の仕事に就くまで
最後に、ご参考までに、僕のケースをお話しさせていただきます。
僕がスマートニュースを辞めてMoonshotという会社を創ったときに思ったのは「これからどうやったら自由に生きていけるのか」ということでした。
まず、「僕の思う自由って何だろう?」と考え、「お金と時間に余裕があって、好きな仕事だけできる」と定義しました。今まで毎日めちゃくちゃ働いてきたので、ちょっと余裕がほしくなったからです。
ただ、お金と時間に余裕がある状態というのは漠然としているので、「年収3000万円、月に50時間労働」と数値化してみました。普通の会社員は月に約160時間働いていますから、あまり働かずに今までより年収がよい状態が理想ということになります。
普通に考えると「そんなの無理」で終わってしまいそうな話ですが、僕はさらにやりたくないことを分解して挙げてみました。
- 資料を作りたくない
- 納期を守れない
- 嫌な人とは働きたくない
わがままなのは百も承知です。でも、どうせなら自分がとことん満足する条件を追求しようと思ったのです。
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