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「運転しやすい」だけじゃない ミズノが突いた、ドライビングシューズの盲点とは?:「サッカースパイク」に着想(2/4 ページ)
ミズノが手掛けるドライビングシューズ「BARECLUTCH(ベアクラッチ)」が人気を集めている。2022年9月20日に発売したところ、発売から半年で、1年間の売り上げ目標の6000足をはるかに上回る好調ぶりだという。
ドライビングシューズの「歩きずらさ」を解決
BARECLUTCHには、マツダとの共同開発で生まれた「MIZUNO COB(ミズノ コブ)」と呼ばれるソールを採用。これは、クッション性を確保しながらも足裏の感度を高めるソールで、ミズノがアスリートのトレーニングシューズ開発で培った情報伝達技術を活用している。
「ドライビングシューズは足裏の感覚を高めるために、ソールを薄く・硬くするのが一般的です。しかしこれだと、クッション性が少なくなり、歩く時の衝撃がダイレクトに伝わってしまい、歩くのには向いていません。そのため、運転するときはドライビングシューズ、車から降りて歩く時はスニーカー、と履き替える人が多いのが現状でした」(ミズノ ワークビジネス事業部 商品企画 横山大さん)
MIZUNO COBでは中敷きがいらないほどソールに厚みを持たせ、クッション性を高め歩きやすくした。しかし、厚みが増えると足裏の感度は下がってしまう。
そこで、足裏と接するミッドソールの上面とアウトソールに連動した凹凸をつけた。この凹凸によって、厚みが増えてもアウトソールからの情報を足裏により正確に伝達することが可能となった。運転時に必要な足裏の感度と、日常履きに使える歩きやすさを両立した。
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