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変わる「企業の制服」 ジェンダーレス化や廃止の波、各社の対応は?:ダイバーシティ推進(2/3 ページ)
企業の制服が、変化を続けている。ダイバーシティ推進を受け、ジェンダーレス化や廃止の動きも目立つ。本記事では、制服を巡る各社の動向をまとめた。
作業服もジェンダーフリーに
眼鏡専門店「JINS」も22年7月から、店舗スタッフの制服においてジェンダーレスなデザインを採用している。
従来の制服は男性用と女性用で仕様を分けていたが、変更に伴い規格を共通に。ジェンダーレスなデザインやサイズ感を取り入れた襟型の異なる2タイプのシャツを用意し、サイズや形状、着こなしは従業員一人一人が自由に選べるようにしている。
制服に限らず、作業服でのデザイン変更を実施した企業もある。総合電子部品メーカーのTDKは4月から新作業服を導入。ダイバーシティを意識したより安全でスタイリッシュなデザインを採用した。
新作業服のコンセプトは「多様性を尊重した、自由で挑戦的な風土を醸成できる作業服」「安全で機能的な、従業員がいきいきと働くことができる作業服」「時代にマッチした、現代の若者世代が着たいと思える作業服」。
新作業服ではダイバーシティーを推進するため、男性体形用・女性体形用ともに同一のデザインを採用している他、ファッション性と着る人を選ばないシンプルさを重視した。
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