Uber Eatsで社食が届く食事補助サービス 福利厚生ニーズに応える:25万店が利用可能に
食事補助サービス「チケットレストラン」を運営するエデンレッドジャパンは、Uber Japanとの業務提携を発表した。この提携により、エデンレッドジャパンはチケットレストラン利用者に対し、Uber Eatsで社食を届けられるようになる。在宅勤務者などの福利厚生ニーズに応えていく。
食事補助サービス「チケットレストラン」を運営するエデンレッドジャパン(東京都千代田区)は、Uber Japanとの業務提携を発表した。この提携により、エデンレッドジャパンはチケットレストラン利用者に対し、Uber Eatsで社食を届けられるようになる。在宅勤務者などの福利厚生ニーズに応えていく。
チケットレストランは、レストラン、カフェ、コンビニなどの加盟店で利用できる食事補助サービスで、従業員の福利厚生として利用されている。導入実績は2000社以上で、利用者は15万人程度だ。
エデンレッドジャパンによると、「在宅勤務でも利用可能な食の福利厚生」のニーズが高まり、コロナ以前の2019年と比較すると加盟店舗数は12%増、利用者数は23%増と拡大しているという。
ただ、利用者からは「つい同じ飲食店ばかりで利用してしまう」という声が上がっていた。そこで同社は飲食店の選択肢を広げ、利用者の働き方に合わせた利便性の高い社食体験を提供するため、Uber Eatsとの提携に至ったという。
今回の提携により、チケットレストランでは、利用者が働いているオフィスや自宅、出張先などにUber Eatsによって社食を届けられるようにした。利用可能店舗は7万から約25万店舗にまで拡大。スターバックスやマクドナルドも社食として利用できるという。
利用方法は、チケットレストランのアプリからUber Eatsのバウチャーを購入し、Uber Eatsのアプリ上に登録。受け取り操作をすると注文時に使用できるという。
エデンレッドジャパンは、Uber Eatsと連携することでランチの選択肢を増やし、どこにいても「社食」が届くよう利便性を向上させた。今後は、柔軟性の高い食事補助サービスとして業務拡大を目指す。
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