「サントリー生ビール」発売 「プレモル」より低価格の新定番に:秋の酒税改正を控え
サントリーは4月4日、新商品「サントリー生ビール」を発売する。秋の酒税改正で税率が下がるのを控え、主力の「プレミアムモルツ」よりも低価格の商品を展開。新たな定番商品に成長させる狙い。
サントリーは4月4日、新商品「サントリー生ビール」を発売する。秋の酒税改正で税率が下がるのを控え、主力の「プレミアムモルツ」よりも低価格の商品を展開。新たな定番商品に成長させる狙い。
同社はライフスタイルや価値観が変化する中で、顧客の飲用実態やマインドを調査した。その結果、ビールの一口目のおいしさが重要であることに加え、「家族や友人と会話を楽しみながら」や「時間をかけてゆっくり食事を楽しみながら」など、ビールに求める価値が以前とは異なってきたことが分かったという。具体的には、ビールを飲むのにかける時間が2018年の約12分から、コロナ禍を経た22年には約18分に延びた。
以前より時間をかけてビールを飲むという変化を踏まえて誕生した同ビールは、糖化工程で仕込み釜で麦汁を煮出す「デコクション」を3回実施する「トリプルデコクション製法」を採用。麦芽やコーングリッツの素材の特徴を最大限に引き出した。飲み始めから飲み終わりまでおいしいビールを目指し、グッとくる飲みごたえと、かつてない飲みやすさを両立させている。
パッケージは、店頭で映えるように上部にサントリーのコーポレートロゴを大胆にデザイン。ビール樽をモチーフに中央には商品名の「サントリー生ビール」を堂々と記した。
同社は3月29日〜5月7日まで、東京駅、名古屋駅、新大阪駅の新幹線ホームの一部店舗を活用したポップアップショップを展開する。同ショップでは、「サントリー生ビール」に合うおつまみの販売や飲用体験の機会を提供。販売を促進していく。
関連記事
- 女性に人気のハイブランド財布 3位は「GUCCI」、2位は「COACH」、1位は?
secret placeは、20代以上の女性に「女性に人気のハイブランドの財布」について調査を実施した。今自身が使っている財布のブランド1位は「Louis Vuitton」だった。 - イトーヨーカ堂、低迷の理由は「店の2階」にあり 残る100店舗弱に起きる変化
セブン&アイホールディングスは3月9日、今後3年以内にイトーヨーカ堂14店舗の閉店が新たに決まったと明らかにした。かつては182店舗(16年2月時点)を有したヨーカ堂は、なぜ10年で半減するほどに低迷してしまったのか。取材すると、その理由は「店の2階」にあることが見えてきた。 - スシロー、おとり広告で「信用失墜」し客離れ──それだけではない業績悪化のワケ
最近のスシローといえば、おとり広告の問題で景品表示法に係る措置命令を受けてしまった件は記憶に新しいことでしょう。こういった問題が起きるとどのような影響があるのかを「減損損失」という視点から見ていきます。 - 社長は「トヨダ」氏なのに、社名はなぜ「トヨタ」? “TOYODA”エンブレムが幻になった3つの理由
日本の自動車産業をけん引するトヨタ自動車。しかし、同社の豊田社長の名字の読み方は「トヨダ」と濁点が付く。なぜ、創業家の名字と社名が異なるのか? 経緯を調べると、そこには3つの理由があった。 - スノーピーク、神奈川県に大規模店舗オープン 関東有数の売り場面積
スノーピークは4月28日、直営店「Snow Peak THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKA(スノーピーク ジ アウトレット湘南平塚)」を開業する。 - 千葉県君津市にサウナと温泉を楽しめるグランピング施設 特徴は?
ブッキングリゾートは、温泉を楽しめるグランピング施設「リトリートグランピング千葉亀山」(千葉県君津市)の予約受付を開始した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.