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「XR体験施設」が東京・秋葉原駅に誕生 実際に行って体験してみた房野麻子の「モバイルチェック」(2/5 ページ)

NTTドコモの100%子会社で、VRやAR、MRなどのXR技術を用いてメタバース、デジタルツイン、XRデバイスのサービス・ソリューションを提供するNTT QONOQが3月30日、東京・秋葉原駅構内にXRの体験施設「XR BASE produced by NTT QONOQ」をオープンした。オープンに先立ち、報道向けに体験会が開催されたので、どんなXR体験ができるかを紹介しよう。

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 XR BASEの責任者であるコノキューマーケティング部門長の山下智正氏は「XRはやっぱり体験してみないと価値が分からない。XRを発信するリアル拠点として、さまざまなパートナーと連携して展開していく」と施設の目的を説明した。


コノキューマーケティング部門長の山下智正氏。秋葉原駅を選んだ理由として「サブカルチャーが好きな方、電気街ということで機械に精通されている方々が多く、XRの初期のターゲット層が集まっている」と語った

 XR BASEの展示物やコンテンツは四半期に1回程度のペースで入れ替えていく予定だという。また、ユーザーに興味を持ってもらうべく巨大なスクリーンを活用して定期的にイベントを開催し、継続して運営していきたいとしている。コノキューがXR体験施設を展開するのは今回が初めてだが、XR BASEで実績を作り、今後の展開を検討していくという。

 XR BASEではオープン当初、以下のサービスを体験できる。法人向けのサービスも多数あり、順に紹介したい。

バーチャルアーティストの「XRライブ」

 1つ目は、コノキューが開発したバーチャルライブシステム「Matrix Stream」を用いる音楽ライブ、イベントを楽しめる。XRスタジオで収録されている演者のモーション情報を受信し、バーチャルアーティストの動きにリアルタイム変換する。体験会では大型のLEDスクリーンで、コノキューがプロデュースしているバーチャルアーティスト「Tacitly(タシットリー)」のトークショーやライブを視聴できた。


コノキューが運営するバーチャルアーティスト「Tacitly」のトークショーやライブが実施された

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