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営業マンからバリスタへ 68歳男性がスタバでフラペチーノを作る理由:職場で恋バナも(4/5 ページ)
スタバの象徴、緑のエプロンを身に付け、フラペチーノを作る「68歳」の児玉さん。バリスタとしてすべての業務を担当。かたくなに『バリスタはしない』と避けていました」と振り返るが……?
週に1日「パスタの日」 暮らしも変化
スターバックスでの仕事を通じて、暮らしも変化した。食器洗いやドリンクの調理を通して「家でも台所に立つことができるようになった」という。
「今までは家族にお任せだったのですが、台所に立って料理や皿洗いをできるようになりました。今は、週に1回、私のパスタの日があるんです。かれこれ2年以上続けていますね」(児玉さん)
「もともと家でじっとしていることは嫌いな性格で。お休みは何かイベントが欲しいんですよね。仕事があると、お給料もいただいているわけですから、それを有効に使って、有意義に過ごさせていただいています」(児玉さん)
ブラックエプロンにも挑戦
バリスタ以外の仕事を――とスタバの門をたたいた児玉さん。現在は従業員の中でも一握りしか獲得できない「ブラックエプロン」に挑戦している。
ブラックエプロンとは、年に一度行われる社内試験に合格したバリスタだけが手に入れられるもので、コーヒーに関する豊富な知識を有することが求められる。児玉さんはこれまで2度挑戦しており、「今年は3度目の正直だ」と意気込む。
「さまざまなコーヒーの知識を発揮しないと獲得できず、試験は結構難しいんです。なかなか吸収できない年齢ではありますが、3度目の正直を目指し、しっかり勉強をしていきたいです」(児玉さん)
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