「果汁飲料」人気ランキング 2位「ソルティライチ」、1位は?:年齢・性別で購入商品に変化(1/2 ページ)
マーケティング・ソリューション事業を手掛けるCCCMKホールディングス(東京都渋谷区)は、T会員の購買データを基に「1歳刻み!7000万人の購買商品ランキング」調査を実施した。
マーケティング・ソリューション事業を手掛けるCCCMKホールディングス(東京都渋谷区)は、T会員の購買データを基に「1歳刻み!7000万人の購買商品ランキング」調査を実施した。「果汁飲料」カテゴリーにおける男女総合の購買ランキング1位は、サントリーの「サントリー天然水 きりっと果実オレンジ&マンゴー」だった。
同商品は2022年5月に発売。1日分のビタミンを摂取できる他、果実感があるのにスッキリ飲めると話題になった。8月時点でサントリーの新商品で最大のヒット商品となったこともあり、総合ランキングでも1位にランクインした。
2位は特に夏の水分補給で人気のあるキリンビバレッジの「世界のKitchenからソルティライチ」、3位は強い果汁感で定評のあるアサヒ飲料「Welch's 1房分のぶどう」だった。
高年齢ほどお茶ベースとロングセラー商品が人気
性別や年齢に応じ、購入する商品は変化するのか? ランキング13位のサントリー「伊右衛門 京都レモネード」、25位のサントリー「ニチレイ アセロラリフレッシュ」、総合ランキングではランク外のアサヒ飲料「バヤリース すっきりオレンジ」の傾向を調べた。
サントリーの「伊右衛門 京都レモネード」は22年10月に発売。データ集計期間が発売後約約2カ月しかないにもかかわらず、13位にランクインした。年齢によるランキング推移を見ると、16歳から20代後半にかけて下降するが、40代にかけてランキングが徐々に上がり、49歳には9位まで上昇。新商品として注目を浴びたことで若年層が購入した他、もともとお茶を好む高年齢層でも人気が高まったようだ。
サントリーの「ニチレイ アセロラリフレッシュ」やアサヒ飲料の「バヤリース すっきりオレンジ」はどちらもロングセラー商品であり、年齢が上がるとともに順位が上昇した。
関連記事
- 脱げない靴下をつくりたい――と考案した「はかないくつした」が話題 逆転の発想はどう生まれたのか
「靴下のかかとが脱げやすいなら、いっそなくせばいいのでは?」――そんな思い付きから生まれたのが、ナイガイ(東京都港区)の「はかないくつした SUASiC(スアシック)」(1足880円)だ。 - オートミールを茶碗によそって箸で食べる!? 日本市場を狙うケロッグの意外すぎる作戦
日本ケロッグは9月15日、「粒感しっかり オートミールごはん」を発売した。同社の執行役員でマーケティング本部長の山田実さんによれば、日本のオートミール市場規模はこの4年で約10倍以上に急成長しており、2021年は623億4000万円にのぼるという。この急拡大は、オートミールならではの食べ方「米化」が要因だ。 - 「セカンド冷凍庫」が一躍人気になっている“なるほど”な理由 シャープに聞いた
「セカンド冷凍庫」が注目を集めている。家にもう1台冷凍庫を置くというと、部屋が手狭になるなどマイナスな印象を受けるかもしれないが、直近2年間で国内出荷台数は2倍近くに急増。人気の背景には、食品買いだめやコストコなど大容量商品の人気上昇のほかにも、追い風があるようだ。詳しい理由をシャープに聞いた。 - もはやオシャレ家電? 人気の「セカンド冷凍庫」しのぎ削るメーカー、焦点は2つ
食品買いだめやコストコなど大容量商品の一般化、ふるさと納税の返礼品などを追い風に、人気上昇中の「セカンド冷凍庫」。各社の人気セカンド冷凍庫を分析すると、ある特徴が見えてくる。キーワードは、「スリム」と「大容量」だ。 - 異例の350万本突破 リップモンスターが口紅市場で“モンスター級”になれた理由
コロナ禍により、化粧品市場は大きな打撃を受けた。2020年は6670億円(前年比88%)と大きく落ち込み、21年もほぼ同水準となった。最大の要因はメークアップ化粧品で、特にファンデーションや口紅など、マスクを着用すると崩れたり隠れたりしてしまうカテゴリーの落ち込みが大きくなっている。こうした状況にあって、累計販売本数が350万本突破するほどの人気商品となっているのが、KATEの落ちにくい口紅「リップモンスター」だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.