「果汁飲料」人気ランキング 2位「ソルティライチ」、1位は?:年齢・性別で購入商品に変化(2/2 ページ)
マーケティング・ソリューション事業を手掛けるCCCMKホールディングス(東京都渋谷区)は、T会員の購買データを基に「1歳刻み!7000万人の購買商品ランキング」調査を実施した。
「食物繊維」は男性人気が高い結果に
栄養素が含まれている商品について、ランキング4位の「トロピカーナ エッセンシャルズ マルチビタミン」、7位の「トロピカーナ エッセンシャルズ 鉄分」、9位の「トロピカーナ エッセンシャルズ 食物繊維」を比較した。
年齢の推移については、「マルチビタミン」は20代でランキングが上昇。「鉄分」は20代にかけて徐々にランキングが上昇し、30代以降安定した順位をキープしている。「食物繊維」は、30代にかけてランキングが下降するが、40代以降で再度上昇する特徴的な動きがあった。
「マルチビタミン」と「鉄分」は性差は大きくなかったが、「食物繊維」は男性が全年齢を通して順位をキープしているのに対し、女性は30代で一気にランキングが下降した。男性は女性より、血糖値上昇の抑制やコレステロール濃度の低下などにつながる食物繊維を摂取したい人が多いようだ。
子どもの年齢で購買商品が変化
子ども向け商品では、ランキング15位の日本コカ・コーラ「ミニッツメイド ぷるんぷるんQoo ぶどう味」と、23位の明治「それいけ!アンパンマンの完熟りんご」、28位の江崎グリコ「幼児りんご」を比較した。
ゼリー飲料である「ミニッツメイド ぷるんぷるんQoo ぶどう味」は30代全体で人気をキープしていて、これは他の味でも同様だった。江崎グリコの「幼児りんご」は、幼児期の子どもを持つ人が多いと考えられる30代初期での購入が増加。また容量が少ないパック型の明治「それいけ!アンパンマンの完熟りんご」も、30代前半までに人気があり、ぶどうとりんご味でもほぼ同様の結果だった。子どもの年齢に合わせて購買する商品が変化する様子がうかがえた。
今回の調査は、Tポイント提携先の購買データを基に、15〜69歳の男女が21年12月1日〜22年11月30日の期間に購入した「果汁飲料」カテゴリーからランキング化した。年齢は4月1日時点を基準にしている。
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