インタビュー
東京ミッドタウン日比谷が5周年、どのような「変化」があったのか:3分インタビュー(3/3 ページ)
東京ミッドタウン日比谷が3月に開業5周年を迎えた。初年度の売り上げは目標を大きく上回ったが、その後はコロナの影響で大きく落ち込んだ。感染が落ち着いたことで、施設にとってどのような「変化」があったのだろうか。話を聞いたところ……。
「映画」を見る人も増加
――「日比谷=若者の街」といったイメージはあまりないですよね。オフィスや劇場や高級ホテルが並んでいるので、どちらかというと「大人の街」。にもかかわらず、若者が増えている背景に何があると思いますか。
豊蔵: 先ほど「来館目的として『散歩・時間つぶし』をする人が増えてきた」といった話をしましたが、もう1つ気になったデータがあるんですよね。19年の調査と比べて「映画」(17.8%→26.1%)を挙げる人が増えてきました。また、利用目的を尋ねたところ「映画や公園」(11.2%→20.0%)を挙げる人が2倍ほどに。
ミッドタウン日比谷以外にも、周辺には映画館がたくさんあります。若い人で「映画を見に行きたいな」と思ったときに、日比谷エリアが選択肢に入る。作品によっては「ミッドタウンで……」という人が増えているのかもしれません。
ミッドタウン日比谷では、さまざまなイベントを開催しています。映画のレッドカーペット、ミュージカル、オペラなど。こうした積み重ねによって、日比谷の街のイメージが変わってきたのかもしれません。
――「あ、自分たちが行っても、楽しめるかも」といった若者が増えているのかもしれませんね。本日はありがとうございました。
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