ニュース
ジェンダーレス水着、中学校でテスト販売した結果は? 教師が語った切実なニーズ:約200校が採用を検討(2/4 ページ)
フットマークは、男女デザインが同じジェンダーレス水着「男女共用セパレーツ水着」の本格販売を開始した。2022年に商品概要を発表し、話題になっていた。テスト販売をした学校からはどんな声が寄せられたのか。
開発の経緯
開発のきっかけは、同社にかかってきた一本の電話だったという。「性の悩みを抱えている生徒がおり、困っている。何か良い水着はないか?」という問い合わせだった。
担当者は「ジェンダーという他人には相談しにくい悩みについて、わざわざメーカーに直接電話してきたことに衝撃を受けた」と振り返る。その後も、同じような相談の電話が年に数回かかってきたことや、学校現場においてLGBTへの配慮を求める声が高まってきたことなどを受けて、本格的な開発に乗り出したという。
新型水着は性の悩みを抱えている生徒だけでなく、「肌の疾患が気になる」「手術跡を見せたくない」「日焼けしたくない」「体型が気になるので見せたくない」といったニーズに対応することも狙っている。
関連記事
- レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - なぜ女子の半分が泳いでないの? ジェンダーレス水着の開発者が語った“忘れられない光景”
フットマークのジェンダーレス水着が話題になっている。性の悩みだけでなく、さまざまな理由で「肌を隠したい」生徒のニーズに対応するのが狙い。開発者にその背景を聞いた。 - トイレ利用後に買い物しない人が約4割!? ローソンがトイレの扉にアートステッカーを貼った背景
全国のローソン店舗のトイレ付近に、アートステッカーを貼る取り組みを始めた。トイレをいつもきれいに使ってくれる人への感謝を示す。背景にあるコンビニトイレの課題とは? - ファミレスは危機に陥っている!? サイゼリヤとガストで明暗が分かれたワケ
ファミレスの2大巨頭「サイゼリヤ」と「すかいらーくHD」。すかいらーくの主力であるガストが、サイゼと比べて業績面で苦戦している。背景には何が? - パソナの淡路島移転計画はどうなっている? 家族で引っ越した社員が語ったリアルな日常
パソナが着々と社員の淡路島移住を進めている。実際に働いている社員はどういったことを考えているのか。現地で増えている商業施設の状況も取材した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.