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「吉野家」廃棄玉ねぎ、パンに変身 “かくれフードロス”とどう向き合う?:年間2000万トン(2/5 ページ)
吉野家で発生する牛丼用玉ねぎの端材がパンに変身? フードテックベンチャーのASTRA FOOD PLANは、粉末加工技術によって「かくれフードロス」削減を目指している。仕組みは?
使い道を模索 オニオンブレッドへ
おいしい玉ねぎパウダーができたものの、牛丼店ということもあり、吉野家内での使い道がなかなか見つからなかった。そこで、ASTRA FOOD PLANが製パン用の原料としてベーカリーチェーンを展開するポンパドウルに製品化を依頼。ポンパドウルからは「玉ねぎのうまみと香りが凝縮されていて、とてもおいしい製品だ」と高評価を得て、4種類のオニオンブレッドを発売することになった。
「ダブルオニオンピザ」「玉ねぎパン」「ダブルオニオンブレッド」「ミニオニオンブレッド」の4種は、生地に玉ねぎパウダーを練りこむことで、甘みと香りが強い商品に仕上がった。
キャンペーン商品は最初はよく売れるものの、徐々に売れなくなる傾向があるというが、同商品はリピーターが多く、発売当初から売り上げが落ちていないそう。ポンパドウルからは「定着したため、継続的に販売していく」という声があった。
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