ピークを迎える「ラン活」 軽く・カラフルになるランドセルに込めた親心:ITmedia ビジネスオンライン Weekly Top10(2/2 ページ)
1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia ビジネスオンライン Weekly Top10」。今回のテーマはゴールデンウイークにピークを迎える「ラン活」。理想のランドセル探しに込めた親心を思う。
激しさを増すランドセル戦国時代
7位には『吉田カバンが「ランドセル」を発売、商品の特徴は?』がランクイン。来週末からはゴールデンウイークに、理想のランドセル選び、通称「ラン活」がピークを迎えます。
筆者が小学生だった約20年前は、革製で男子は黒、女子は赤が定番でした。これ以外の色を選んでいる同級生もいましたが、ごく少数だったように記憶しています。
現在のランドセルは、とてもカラフルです。土屋鞄製造所の調査によると人気1位の色味は青・ネイビー系で、3位には落ち着いた色味の茶・キャメル系が選ばれています。その他、トップ10にはパープルやピンク、緑、黄色系がランクインしており、78.4%が赤・黒系以外を選んでいるそうです。
色味だけでなく、機能面でも進化が止まりません。中でも大きなポイントは「軽量化」でしょう。昨今、教科書の大判化やICT教育に必要なタブレット、置き勉の禁止、感染防止のための水筒持参など、小学生の荷物は年々重くなっています。
小学生の負担を少しでも軽くするために、各社は牛革や人工皮革を使わない、軽いランドセルを投入しています。また、子ども服大手のファミリアやニトリなど、軽いランドセルを武器に新規参入する企業も現れています。重たい荷物を持つのは、大人でも嫌です。軽く背負いやすいランドセルが求められるのは当然でしょう。
この記事を書くにあたり、筆者のランドセルはどう選んだのか両親に聞いてみました。両親と洋品店を営んでいた祖父母の4人が、「本革でも軽い」「きれいな赤色」「傷が付きにくい」ランドセルがいいと、こだわり抜いて選んでくれたそうです。きれいな赤色でとてもうれしかったこと、傷つけないように大切に使い続けたことを思い出しました。どれほど種類が増えようとも、ランドセルに込める親心は変わらないのかもしれません。
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