2015年7月27日以前の記事
検索
コラム

なぜ「サンドイッチマン」は復活したのか 辞書から消えた言葉が面白い週末に「へえ」な話(1/5 ページ)

『三省堂国語辞典から消えたことば辞典』という書籍が登場した。辞書から消えた言葉を紹介しているわけだが、読者に好評のようで。SNSで話題になっているだけでなく、発売1週間で重版も決定。担当の編集者に、辞書ができるまでの裏話を聞いたところ……。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

 書店の辞書コーナーに足を運ぶと、たくさんの種類が並んでいる。国語、漢和、カタカナ、英和、和英……など。「懐かしいなあ。学生のころに買ったけれど、ほとんど使わずにそのまま眠ったままのモノもあったような」などと思い出にふけっていると、ある辞書が目に飛び込んできた。『三省堂国語辞典から消えたことば辞典』(2090円、以下、消えたことば辞典)である。

 どんな内容なのかというと、その名の通り、「辞書から消えた言葉を集めたもの」である。1943年に生まれた『明解国語辞典』から、2022年に登場した『三省堂国語辞典 第八版』まで。計9回の改訂を重ねる中で、削除された言葉から1000語を選んで、まとめたというのだ。

 三省堂は4月3日にこの辞書を発売したところ、SNS上では好意的なコメントが並んだ。「これは面白そう。消えて当然という言葉もあれば、これを消したのかという言葉があって楽しめる」「辞書なのに読みながら歴史を学べるよ」など。


消えた言葉として「ながら族」も紹介している

 ネット上の反響は売り上げにも影響しているようで、発売1週間後に重版が決まった。大手ECサイトでも「在庫切れ」(4月21日時点)が続出しているので、この勢いはまだまだ続きそうな気配が漂っているのだ。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る