働く人の平日ランチはいくら? 過去4年で最高額に:外食が増加
リクルートが運営する外食市場の研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、働く人の平日のランチ事情を調査し、その結果を発表した。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
リクルートが運営する外食市場の研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、働く人の平日のランチ事情を調査し、その結果を発表した。
平日ランチの予算を尋ねたところ、全体平均は447円で、これまで最も高かった2020年調査(431円)を上回った。最も高かったのは「出前、デリバリーしたもの」で平均1332円(前年1274円)、次いで「外食店内での食事」が平均1190 円(同1104円)だった。
最も安かった「自炊、または家族等が作った食事・弁当」(平均393円、前年368円)を含め、すべての食べ方において増額傾向がみられた。この結果を受けて、同社は「物価上昇や食材費の高騰による値上げの影響によるものだ」と推測している。
男女年代別で見ると、60代女性で「出前、デリバリーしたもの」が特に高く、平均は2027円。20代女性では「外食店内の食事」が同1377円と高かった。
1年前と比較して、ランチの食べ方で増えているものを聞いたところ「自炊、または家族などが作った食事や弁当」(21.0%)が4年連続で最も多かった。
前年比で見ると、自炊と中食のすべての食べ方が減少している一方で、「外食店内での食事」(7.4%→12.4%)、「社食・学食」(4.7%→5.0%)、「小売店でその場でイートイン」(4.7%→4.8%)はいずれも増加。外出制限が緩和されたことから「ランチは外食」という人が増えているようだ。
インターネットを使った調査で、首都圏、関西圏、東海圏に住む20〜69歳の働く男女5485人が回答した。調査期間は3月1〜8日。
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