「串カツ田中」を子連れで利用しても“罪悪感”がない理由 居酒屋チェーンなのになぜ?:仕事と家事の両立術(2/3 ページ)
串カツ田中は子ども連れに優しい。さまざまな子ども向けサービスを提供しているからだ。“罪悪感”なく利用できる理由とは?
子ども向けサービスが充実
串カツ田中は、子ども向けサービスを充実させています。
まず、「ソフトアイスチャレンジ」が挙げられます。これは、小学生以下の子どもに無料でソフトアイスを提供するサービスです。私たちがこれまで利用した都内の複数店舗では、店内にあるソフトアイスマシンで実際につくる様子を子どもたちに見せてくれました。間近で見学できる体験は、エンタメ性にあふれています。
また、通常だと480円する「手作りたこ焼きセット」も、小学生以下の子ども連れの場合だと無料になります。一緒にたこ焼きを作る体験ができるのは子どもだけでなく親にとってもありがたいものです。
たこ焼き機を家族用に買ったけど、そのうちどんどん使わなくなったという経験がある人は多いと思います。特に都市部ではそれほど家が広くないというケースもあるので、なるべく荷物は減らしたいところです。「たこ焼き体験をしたかったら串カツ田中に行けばいい。わが家にたこ焼き機は不要」と割り切ることも可能です。
「ポテトサラダ」(550円)も子どもに人気です。すり鉢とすりこぎを使って、自分でジャガイモや煮卵をすりつぶします。日々の生活で忙しいとすり鉢を使った料理をするのも難しくなります。普段子どもが目にする機会がないような調理器具の使い方を、実地で教えることができます。
「こども本気じゃんけん」というサービスもあります。19歳以下で、ソフトドリンクを注文する際に店員と1回勝負のじゃんけんをするというものです。もし、子どもが買ったら1杯無料になります。あいこだと半額、負けても定価です。子どもたちを飽きさせないために、ついついスマホやタブレットを与えてしまうことがあります。しかし、串カツ田中では店員と楽しく遊べるので、動画を見る時間を減らせます。これは、大きなメリットだと感じています。
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