「串カツ田中」を子連れで利用しても“罪悪感”がない理由 居酒屋チェーンなのになぜ?:仕事と家事の両立術(3/3 ページ)
串カツ田中は子ども連れに優しい。さまざまな子ども向けサービスを提供しているからだ。“罪悪感”なく利用できる理由とは?
大人向けサービスでも楽しめる
大人向けサービスを子どもと一緒に楽しむこともできます。
串カツ田中には「チンチロリンドリンク」があります。例えば、ハイボールを注文すると、店員がサイコロを持ってきてくれます。サイコロを振って、出た目がゾロ目だと「無料」、偶数だと「半額」、奇数だと「メガジョッキ」変更となります。
私たちがチンチロリンをするときには、子どもたちにサイコロを振ってもらっています。なぜかというと、幅広い経験を積ませたいからです。スマホやゲーム機を使う機会が増えているので、すごろくをはじめとしたサイコロを使う遊びが減っています。学校の授業で確率の概念を学んだり、教科書ですごろく遊びが登場したりした場合、サイコロの存在を知らないと不便なこともあるとの考えからです。
子どもを積極的に呼び込む姿勢
串カツ田中は全席禁煙化、フロア分煙化をしています。ファミリー層を増やす目的で、18年6月にほぼ全店で全席禁煙化に踏み切ったという経緯があります。
こうした背景があってか、私たちがよく利用する都内の店舗では夜でもファミリー層をよく見かけます。また、串カツ田中は公式Webサイトで子ども向けサービスを強くアピールしていることもあり、子どもを連れていても“罪悪感”がありません。
串カツ田中は、もちろん串カツがメインではありますが、サイドメニューも充実しています。私たち家族の場合、子どもたちには「田中のかすうどん」「葱まみれチー平焼き」「マカロニサラダ」「ポテトフライ」「鶏もものから揚げ」などが人気です。
キッズメニューとしては「タコウインナー」「ポテトもちチーズ」「おこさまうどん」などもあります。子ども用のスプーン、フォーク、取り皿も用意しているので、お願いしたら持ってきてくれます。
以上が、私たち家族が安心して子どもと一緒に串カツ田中を利用できる理由です。忙しい家庭のお店選びの参考にしていただければと思います。
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