バフェット氏が注目する次の日本株は? 現役投資家に聞いた:97人を調査
米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイ。日本の5大商社株の買い増しが話題になったが、次に買う日本企業はどこか。現役の投資家に聞いたところ……。
2022年秋に話題になった、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイによる日本の5大商社株の買い増し。現役投資家に「バフェット氏(バークシャー・ハサウェイ)が次に買う日本の企業の株式」を聞くと、トップは「NTT」「三菱UFJフィナンシャル・グループ」であることが日経CNBCの調査で分かった。
NTTを挙げた人からは、「財務体質が安定しており、利益も着実に出して株主還元も十分なレベルで実施している。10年先まで、大きくはないが成長が見込まれる。株価が割安である」「経済不透明感の中でデフェンシブ銘柄であり、低PBR高配当銘柄でもあること」などがあった。
同率トップの三菱UFJフィナンシャル・グループを挙げた人からは、「YCCの解除での金利上昇による収益アップ。高配当」「日本ではメガバンクが破たん地方銀行を救済しなくてよい」といった声があった。
3位は「ソニーグループ」。「バフェット銘柄の場合、ある程度資本金の大きな銘柄になると思うので、商社株以外ではソニーグループしか思い浮かばない。ソニー、ホンダのEV事業に期待している」「長期で見た事業の成長性・安定性からソニーグループだと思う」といった声があった。
4位は「ソフトバンク」「オリックス」「日本製鉄」「信越化学工業」(同率)、以下「任天堂」「トヨタ自動車」「鹿島」(同率)と続いた。
インターネットによる調査で、対象は日経CNBCを視聴している20〜80代の現役投資家97人。調査期間は4月27日〜5月8日。
関連記事
- バーガーキングがまたやらかした なぜマクドナルドを“イジる”のか
バーガーキングがまたやらからしている。広告を使って、マクドナルドをイジっているのだ。過去をさかのぼると、バーガーキングは絶対王者マックを何度もイジっているわけだが、なぜこのような行動をとるのか。海外に目を向けても同じようなことをしていて……。 - 「コストコ」専門のネットスーパーが人気 なぜオープン前に会員が1万人を超えたのか
コストコの商品を仕入れて、それを販売する店がじわじわ増えている。テンバイヤーみたいに感じるかもしれないが、悪いことをしているわけではない。コストコは卸売業でもあるので、そうしたことができるわけだが、その中でも気になる店が登場した。どういった特徴があるのかというと……。 - トヨタ新型「クラウン・スポーツ」の仕上がりと戦略
トヨタが新型「クラウン・スポーツ」のプロトタイプ試乗会を開催した。乗車して分かった新型「クラウン・スポーツ」の狙いとは。 - アジアの観光客が日本で買いたいお土産、1位は?
新型コロナの水際対策緩和もあり、復活しつつあるインバウンド需要。その多くを占めるアジアからの観光客は、お土産についてどのように考えているのだろうか。 - 丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
またまた炎上した。丸亀製麺が讃岐うどんの本場・丸亀市と全く関係がないことである。このネタは何度も繰り返しているが、運営元のトリドールホールディングスはどのように考えているのだろうか。筆者の窪田氏は「讃岐うどんの看板を下ろしたほうがいい」という。なぜなら……。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.