ホンダ、2026年からF1復帰 アストンマーティンにパワーユニットを供給:21年に再度撤退
ホンダは5月24日、2026年からFIAフォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)に参戦すると発表した。Aston Martin Aramco Cognizant Formula One Team(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ・ワン・チーム)に、パワーユニットを供給する。
ホンダは5月24日、2026年からFIAフォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)に参戦すると発表した。Aston Martin Aramco Cognizant Formula One Team(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ・ワン・チーム)に、パワーユニットを供給する。22年からホンダのモータースポーツ活動の全てを手掛けるホンダ・レーシングが、F1パワーユニットの開発とレース参戦・運営を行う。
同社は、1964年に日本の自動車メーカーとして初めてF1に参戦。83年からはエンジンサプライヤーとして参戦したものの、2008年に発生したリーマンショックを受けて撤退した。
その後、15年にパワーユニットサプライヤーとしてF1に復帰。しかし、自動車業界が100年に1度の大転換期に直面する中で、将来のカーボンニュートラル実現に集中し取り組んでいくためとして、21年に再度撤退していた。なお、現在もRed Bull Powertrains(レッドブル・パワートレインズ)とScuderia AlphaTauri(スクーデリア・アルファタウリ)へのF1パワーユニットに関する支援を行っており、25年まで継続する予定だ。
F1では26年以降、100%カーボンニュートラル燃料の使用が義務付けられるとともに、最高出力の50%をエンジン、50%を電動モーターで賄うことになる。同社は「こうしたレギュレーションの変更を受けて、F1がHondaのカーボンニュートラルの方向性に合致。その実現に向けた将来技術の開発に大きな意義を持つことから、新たに参戦を決定した」とコメントしている。
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