ニュース
水槽にまさかの展示物 海水450トン抜いた「海遊館」の大真面目な企画:初の挑戦(3/4 ページ)
大阪市にある水族館「海遊館」が5月12〜14日に特別企画を実施した。海水を抜いた水槽にファッションアイテムを展示した狙いとは?
来館した人の反応は?
実際に展示を見た人は、多くの人が「なにこれ!?」「なんで人(マネキン)が!?」といった驚きの声を上げていたという。
展示の趣旨に興味をもってサインパネルをじっくり見る人もいれば、ショーウィンドウを背景に写真を撮る人もいた。広報担当者は「『水槽にマネキンが入っている』という意外性が多くの方の興味を惹(ひ)きつけたのは間違いないと思っている」とコメントした。
水槽内を工事する際にはどういった対応をすることが多いのか。通常は、工事中の様子が分からないように囲い(目隠し)をする。また、急に水槽内の生き物がいなくなった場合には、すぐに別の生き物を展示するといった対応をしてきたという。水槽内に商品を展示した事例は過去にはなく、海遊館にとって初めての試みだった。
展示が終わったグレート・バリア・リーフ水槽では工事が進んでいるが、閉鎖している間でも利用客を楽しませるために、海遊館では5月29日から「グレートバリアリーフまちがいさがし」を実施している。これは、水槽2面を活用し、高さ2メートル超の間違い探しができるようにしたもの。グレートバリアリーフの写真をモチーフに、全ての違いが現地の環境問題やサンゴ礁の特徴などに基づいているという。利用客から見て左側が「課題」、右側が「理想」の姿になっている。答えをQRコードから見ることで、「グレートバリアリーフへの理解と環境問題への気付きが促進される事を期待している」(広報担当者)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。
なぜ女子の半分が泳いでないの? ジェンダーレス水着の開発者が語った“忘れられない光景”
フットマークのジェンダーレス水着が話題になっている。性の悩みだけでなく、さまざまな理由で「肌を隠したい」生徒のニーズに対応するのが狙い。開発者にその背景を聞いた。
トイレ利用後に買い物しない人が約4割!? ローソンがトイレの扉にアートステッカーを貼った背景
全国のローソン店舗のトイレ付近に、アートステッカーを貼る取り組みを始めた。トイレをいつもきれいに使ってくれる人への感謝を示す。背景にあるコンビニトイレの課題とは?
ファミレスは危機に陥っている!? サイゼリヤとガストで明暗が分かれたワケ
ファミレスの2大巨頭「サイゼリヤ」と「すかいらーくHD」。すかいらーくの主力であるガストが、サイゼと比べて業績面で苦戦している。背景には何が?
コストコさん、うちにも来て! 激化する誘致合戦 出店ラッシュはいつまで続く?
各地の自治体が、熱心にコストコを誘致している。どういった背景があるのか、各市町村の担当者に聞いた。モテモテ状態はいつまで続くのか。



