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ジェンダーレス水着の導入校、さらに拡大 「性の悩み」だけではないニーズとは?:4月から本格販売(2/3 ページ)
男女のデザインが同じジェンダーレス水着「男女共用セパレーツ水着」。4月に本格販売を開始した際には約200校が導入を検討していたが、導入校はさらに伸びているという。その理由は?
ジェンダーレス水着の反響
男女のデザインが同じジェンダーレス水着「男女共用セパレーツ水着」を、フットマーク(東京都墨田区)が本格的に販売すると発表し、大きな話題になった。
この水着は上下が分かれたセパレーツ型で、長袖の上着は肌の露出が少なくなっているのが特徴だ。ボトムスはハーフパンツを採用しており、身体のラインが目立ちにくい。性の悩みを抱えている生徒だけでなく、さまざまな事情で「肌を露出したくない」と考えている生徒のニーズに対応している。
フットマークの男女共用セパレーツ水着はどの程度の学校で採用されているのだろうか。4月時点では200校以上の学校が導入を検討しているとしていたが、現在は300校以上が導入を決めたとみられる(出荷数量などから推定)。
広報担当者によると、導入を決めた理由としては「長袖タイプなので、寒さ対策として有効だ」「水泳授業に参加する生徒が少なくて困っている。原因の一つに肌の露出を嫌っていることが考えられる。この水着なら参加率が上がるかもしれない」「男女一緒の水泳授業を実施しやすい」といったことが挙げられるという。
学習指導要領では、男女が一緒に体育の授業を受けることが望ましいとされている。水泳授業に生徒が積極的に参加できるように、肌の露出が少なく、性差の違いが目立ちにくいジェンダーレス水着が支持されている可能性がある。
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