やや過酷? 小学生が1泊2日、仮眠4.5hで「リアルな仕事体験」 近鉄が発表した理由:「入浴はできません」(1/2 ページ)
近鉄が小学生向けに仕事体験の商品を発表した。1泊2日で、その間の仮眠時間は4.5時間と、ややハードな内容になっている。どんなことをするのか。
【お詫びと訂正:2023年6月15日17時15分 本文初出で、プログラムの就寝時間を「午前12時」としておりましたが、正しくは「午前0時」でした。訂正してお詫び申し上げます。】
子ども向けの仕事体験として、なかなか「過酷」にも思える商品を近畿日本鉄道(大阪市、以下「近鉄」)が発表した。7月29〜30日と8月19〜20日の2回に分けて、1泊2日の「きんてつ駅のお仕事体験2日間 in大和上市駅」を実施する。小学4〜6年生を対象に、2日間をかけて一日駅長の任命辞令式や、改札業務・列車監視などを体験できるという。
留置している車両の見学や駅舎での仮眠など、普段では体験できない内容も用意しており、スケジュールを見ると就寝は午前0時ごろ、起床は午前4時30分ごろと子ども向けの仕事体験としてはハードな内容にも映る。発表したリリースでは入浴はできず、体験中の食事も「各自でご準備ください」としている。実際どのような内容を想定しているのか。
近鉄の広報担当者は、「あくまで業務ではなく、『旅行』の一環として発表したもの」と説明する。プログラムとして改札業務や給水体験、列車監視などを用意しているが、それぞれのの間は自由行動。駅周辺を観光したり、食事や入浴したりと自由に過ごしてもらう想定をしている。
仮眠については、「実際の駅員の動きを忠実に再現するため、最終列車の見送りと始発列車の監視を計画した」と話す。対象者が子どもであることから、仮眠を含め全てのプログラムについて、体調を考慮しながら体験してほしいとしている。
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