アマゾン「プライムデー」で実験的取り組み プライム会員増へ2つの新施策:昨年完売のセットも用意(1/2 ページ)
アマゾンジャパンはAmazonプライム会員向けセール「プライムデー」を7月11〜12日に開催する。今回のプライムデーでは、初の試みを2つ実施するという。
アマゾンジャパンは、プライム会員向けセール「プライムデー」を7月11〜12日に開催する。日本を含む世界25カ国で、48時間限定で実施。買い逃しを防ぐ先行セールや、注文・閲覧履歴に基づく「パーソナライズ表示機能」を初めて導入する。物価高が続く中でも日用品などを特別価格で提供し、会員増につなげる。
「憧れのアイテムから、日用品のまとめ買いまで、ビッグセールで。」 をテーマに、Amazonデバイス、PC機器、ファッション、家電、日用品、食品・飲料、ホーム&キッチン、スポーツ用品など100万点以上の商品を特別価格で提供。テーマに合わせた「憧れのアイテム」と「日用品のまとめ買い」の特集コーナーを設置するという。商品の割引率は後日発表するが、「昨今の物価高から判断し、昨年よりもお得な価格でお届けしたい」(同社プライム・マーケティング事業統括本部長 鈴木浩司氏)としている。
今回のプライムデーでは、初の試みを2つ実施する。1つ目はプライムデー開始の2日前から実施する「プライムデー先行セール」で、家電やファッション、日用品といった人気カテゴリーの一部商品を特別価格で提供する。「プライムデーは24時間や48時間限定など期間が短い。買い逃しを防ぐ意味で実施する」(鈴木氏)
2つ目は、パーソナライズ表示機能だ。利用者それぞれに合わせたセール商品が見つかるよう、プライムデーのページをパーソラナイズ表示にする。これまでの注文・閲覧履歴を基に、それぞれに合わせたセール商品を表示する他、特典やサービスについても個人に合わせて表示するという。
パーソナライズ表示は日本のみならず、世界各国でも実施する。大規模なイベント時に実施するのは初めて。今回の反響を見て、今後の大規模セールでの実施有無を検討するという実験的意味合いも持つ。
関連記事
- 「サブスクを解約したい」から逆転の発想 ヤッホーブルーイングが「お祝いサービス」を始めたワケ
「よなよなエール」「正気のサタン」といったクラフトビールで知られるヤッホーブルーイングが、「隠れ節目祝い by よなよなエール」という企画をスタートした。企画のきっかけは「解約したい」という連絡だったという。担当者に詳しい話を聞いた。 - 「いい意味で人をダメにする」 話題の「ニトリ座椅子」、PC作業とゲームの違いに着目
「快適すぎる」「いい意味で人をダメにする」「一度座ったら立ち上がりたくない」―と、ある家具がSNSで話題を集めている。家具大手のニトリが販売する「ゲーミング座椅子」だ。 - 「運転しやすい」だけじゃない ミズノが突いた、ドライビングシューズの盲点とは?
ミズノが手掛けるドライビングシューズ「BARECLUTCH(ベアクラッチ)」が人気を集めている。2022年9月20日に発売したところ、発売から半年で、1年間の売り上げ目標の6000足をはるかに上回る好調ぶりだという。 - ココス「803円」の朝食バイキング 30種類以上から選べてなぜこの値段?
忙しい朝だからこそ栄養バランスの取れた食事をしたい、しかし自分でたくさんの品目を用意するのは大変だ。そんな時こそ利用したいのが、ファミリーレストラン「ココス」が提供する珍しい朝食だ。 - 10年ぶり刷新「あずきバー」 どうしても「商品裏のラベル」を変えたかったワケ
井村屋の看板商品である「あずきバー」が、約10年ぶりにリニューアルした。発売50周年という大きな節目を迎え、どこをリニューアルしたのか。よくよく見ると分かる。商品の裏にあるラベルだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.