韓国料理なら何でも流行る!? 若者で連日満席の店も 外食大手が熱視線を送るワケ:長浜淳之介のトレンドアンテナ(2/6 ページ)
大手外食が韓国料理に商機を見いだしている。スンドゥブ専門店や韓国屋台など次々と出店。どういった店が支持されているのか。
ワタミが手掛けるフライドチキン
ワタミというと、近年はコロナ禍になって展開をはじめた「焼肉の和民」や、テークアウトを中心にした「から揚げの天才」が話題に上ることが多い。しかし、同社が韓国ナンバーワンのフライドチキンブランド「bb.qオリーブチキンカフェ」を日本国内でチェーン展開しているのは意外と知られていないのではないだろうか。
bb.qオリーブチキンカフェは、世界25カ国に2500店を展開するグローバルなブランドだ。屋号の「bb.q」は「best of the best quality」を意味する。『愛の不時着』や『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』に登場するので、韓国ドラマ好きの多くが知っている有名ブランドだ。
日本1号店は2016年12月、東京都大田区に大鳥居店をオープン。現在は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、静岡県、愛知県、大阪府に22店を展開している。
世界的に既に確立されたブランドなので、さらに店舗数を伸ばせる可能性を秘めている。
商品は、サクサクとした食感とバラエティー豊かなソースが特徴。本場、韓国の味を再現するために、オリジナルスパイスを輸入して、チキンに使用している。
チキンを揚げる油に、スペインのカタルーニャ地方の契約農家から買い付けた「神の贈り物」と呼ばれるエキストラバージンオリーブオイルを使用。健康を考慮したコレステロール0のソイオイルと配合して、微細なフィルターを通すことで不純物を除去している。
1本骨付きの価格が、オリーブチキン330円〜。ヤンニョムチキン、ハニーガーリックチキン、麻辣ホットチキン、メープルバターガーリックチキンは各370円〜。
また、オリーブチキンフィンガー3本(骨なし)が380円で、2〜4種類を選べるチキンボックスもある。オリーブチキンバーガー(単品390円、ドリンクセット+230円〜)などチキンバーガーを5種類用意。
オリーブチキンカレー(バターチキン)、カオマンガイ風アジアンチキンライスなど、ライスボックスのメニューも6種類あって、単品690円、ドリンクセット+230円〜となっている(一部店舗により、メニューと価格が異なることがある)。
イートインの空間は、アドリア海をイメージし、快適な南欧リゾートの雰囲気で食事ができるようにしている。
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