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“松屋風”ロモサルタードが好評 高いレシピ開発力を見せつけたと言えるワケ:長浜淳之介のトレンドアンテナ(1/6 ページ)
期間限定で販売している“松屋風”ロモサルタードが好調だ。開発の背景にはミツカンの提案もあった。松屋の高いレシピ開発力を見せつける結果となった。
大手牛丼チェーン「松屋」が「“松屋風”ロモサルタード」の販売を開始して1カ月が経過した。好評につき、そろそろ終売となりそうだ。
6月20日より「世界の味 〜ペルー編〜」として、ペルーの国民的料理といわれる「ロモサルタード」に松屋風のアレンジを加えた。コロナ禍で気軽に海外に行けない中で「世界中の珍しい料理を、松屋を通して知ってほしい。日本に居ながらさまざまな国の料理を味わってほしい」との狙いから、世界料理シリーズを2020年より期間限定で順次発売している。
20年1月に発売したジョージア料理「シュクメルリ」をアレンジした「シュクメルリ鍋定食」がいきなりヒット。駐日ジョージア大使も食べたという。それ以降も、イタリア料理「カチャトーラ」、タイ料理「マッサマンカレー」など、話題作を連発している。
同じ松屋フーズホールディングスのグループである、とんかつ「松のや」でも「世界紀行シリーズ」が21年7月より始まっている。これまで、ウクライナ料理「チキンキエフ定食」、スペイン料理「エスカベッシュ風アジフライ」などを発売している。
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