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“松屋風”ロモサルタードが好評 高いレシピ開発力を見せつけたと言えるワケ:長浜淳之介のトレンドアンテナ(2/6 ページ)
期間限定で販売している“松屋風”ロモサルタードが好調だ。開発の背景にはミツカンの提案もあった。松屋の高いレシピ開発力を見せつける結果となった。
ミツカンが提案
今回は“梅雨のジメジメした時期にさっぱりしてご飯が進むもの”をテーマに、ミツカン(愛知県半田市)とコラボ。「ぽん酢」を使った、ペルー料理のロモサルタードを開発した。
6月15日に松屋フーズが公開したプレスリリースによれば「ロモサルタードは、お肉と野菜をしょうゆ・お酢・スパイスで炒めたペルー料理」とのことだ。
“松屋風”ロモサルタードの特徴としては、日本のお米に合うようにぽん酢、にんにく、スパイスを効かせて風味豊かに仕上げた点が挙げられる。ジューシーな豚焼肉と玉ねぎ、パプリカなどの野菜、フライドポテトをスパイスの効いたソースで香り高く炒めている。1日に必要とされる野菜(厚生労働省が推奨している摂取量350グラム)の3分の1が取れるのもアピールポイントだ。
松屋ならではのアイデアとして、肉を1枚盛(4切れ)から4枚盛(16切れ)まで選べるようにしており、肉好きに支持されそうだ。価格は790円〜となっており、肉が1枚増えるごとに100円が加算される。
ご飯の量も、小盛、並盛、大盛、特盛から選べるが、値段は同じ。たくさん食べたい人にとっては魅力を感じられる内容となっている。
販売終了の時期は特に定めず、用意されている材料が尽きれば終売となる。
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