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コメダホールディングス(以下、コメダ)が好調だ。7月12日に発表した2024年2月期第1四半期(3〜5月)決算では、売上収益は104億5400万円(前年同期比16.7%増)、営業利益は22億5600万(同21.2%増)、純利益は15億2800万円(同17.9%増)と増収増益だった。
多くの外食チェーンでは、昨今の原材料費高騰や急速な円安によるコスト増で厳しい状況が続いているのに、なぜコメダは好調なのか。消費経済アナリストの渡辺広明氏が同社のフランチャイズ(以下、FC)戦略から“強さ”を読み解く。
コメダの収益構造 主な要素は4つ
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