インタビュー
「立ち寝仮眠ボックス」の寝心地は? 開発の狙いを聞いた:経済の「雑学」(4/4 ページ)
「立ち寝」という新しい休息スタイルを提案し、注目されている立ち寝仮眠ボックス「giraffenap(ジラフナップ)」。一体どんな寝心地なのか、体験してきた。
病院、企業、ネットカフェなどから反響
8月1日にジラフナップの誕生を発表してから、現在は約1カ月が経過したところだ。発売は23年12月末〜24年1月を予定しており、想定販売価格は300万円(変動の可能性あり)とのこと。これまでに、どんな反響があったのか。
「現時点では病院からの問い合わせがもっとも多いですね。仮眠室のベッドが十分な大きさでなく、医師やナースがデスクでうつ伏せになって寝ることがあるようなんです。それよりもいい環境で睡眠をとりたいと。
その他、大手商社からの問い合わせもあり、導入が決まりそうな状況です。ネットカフェや高速道路のサービスエリアからも反響がありました。海外のメディアからも『どこで体験できるのか」といった問い合わせが多くあります。今回の立ち寝体験にも、外国人の方の予約がチラホラ入っているそうです」
反響次第ではあるが、受注生産になる可能性が高いという。今後の展開としては、睡眠カフェでの体験期間が終了した後、都内にショールームを開設予定だ。「新しい休息スタイルを多くの人に体験してもらい、フィードバッグを得たうえで発売できれば」と野原氏は意気込みを話した。
心地よさには個人差がありそうな立ち寝スタイル。ただ、オフィスに設置されていたら利用したいと思うビジネスパーソンは多いのではないだろか。
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