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「冷凍おせち」強化で“アウェー”首都圏取りなるか 「大丸・松坂屋」正月商戦の今(3/4 ページ)
おせちの予約商戦が本格化する中、大丸松坂屋百貨店が「冷凍おせち」の販売を強化中。関西圏での販売が多くを占める同社にとって、配送エリアを問わない冷凍おせちは、首都圏で存在感を高める大きな武器となる。
売れ筋の「厳選おせち」 価格据え置き強調
一方、厳選おせちは、原材料価格の高騰で値上げ幅が大きい特別企画商品に対して、価格据え置きを購入者側に訴求する。大丸・松坂屋が販売価格を指定し、予算価格に沿って事業者側が商品を開発。コンペでの採用を経て「百貨店採用」とすることで、売り上げが大幅に増加するため、スケールメリットを生かした原材料調達ができるようになり、結果的に価格も据え置ける仕組みだ。
原材料価格の高騰が続く中、事業者側には百貨店商品に採用されることに加え、価格据え置きによって販売数が増加するメリットなどを伝えたという。
前年の販売個数1位の「京彩宴」(京都市)監修の「和・洋風 二段 天禄」(1万1880円)や「祇園おくむら」(京都市)監修の「和・洋風 二段 弥栄」(1万7800円)などを販売する。
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