仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
店頭での支払い方法は「現金派」が4割、クレジットカードやスマホ決済といった「キャッシュレス決済派」が6割を占める――。コンテンツマーケティング支援を手掛けるMMDLabo(東京都港区)の調査で、そんな結果が分かった。キャッシュレス決済が浸透しつつある中、クレジットカードやスマホ決済の利用シェアはどれくらいか。
普段の支払い方法は?
同研究所は18〜69歳の男女2万5000人を対象に、決算・金融サービスの利用動向を調査した。
普段利用している支払い方法について、最も多いのは「現金」で39.7%。続いて「クレジットカード」(26.5%)、「QR・バーコード決済」(17.6%)となった。
利用しているクレジットカードTOP10
クレジットカードについては、80.3%が「利用している」と回答。利用しているカードの種類は「楽天カード」が54.2%と半数を占め、「イオンカード」(22.6%)、「PayPayカード」(19.0%)が続いた。
利用しているQR・バーコード決済TOP10
QR・バーコード決済を「利用している」のは70.3%に上った。利用しているサービスは「PayPay」が最多で64.9%。続いて「楽天ペイ」(33.1%)、「d払い」(28.6%)という結果に。
カード型の非接触決済は、56.6%が「利用している」とした。利用しているものは「WAON」が35.2%で最多。その他、「Visaのタッチ決済」(26.9%)、「Suica」(25.1%)が上位に並んだ。
利用しているスマホの非接触決済TOP10
一方で、スマートフォンの非接触決済の利用は、33.6%が「利用している」と回答。利用者はカード型よりも20ポイント以上少ない結果に。利用しているサービスは「Suica」が32.5%と最も多く、「iD」(21.6%)、「nanaco」(16.3%)が続いた。
証券会社の利用有無について、33.1%が「利用している」と回答した。実際に利用しているのは「楽天証券」が41.2%で最多回答となった。以降は「SBI証券、SBIネオトレード証券」(32.0%)、「野村證券」(17.3%)となった。
調査は7月21〜25日にインターネットで実施した。
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