就活時に「年齢で不利益」女性の7割超 何歳まで働きたい?:就労志向の女性649人
しゅふJOB総研は、主婦層を中心とする就労志向の女性649人に調査を実施した。7割以上の人が、就職活動での「年齢の高さに不利益を感じたことがある」と回答した。
しゅふJOB総研を運営するビースタイル ホールディングス(東京都新宿区)は、主婦層を中心とする就労志向の女性649人を対象に「年齢と仕事」に関するアンケート調査を実施した。その結果、7割以上の人が、就職活動をしていて「年齢の高さに不利益を感じたことがある」と回答した。
就職活動をしていて「年齢が高くて不利益を感じたことがある」のは65.8%、「年齢が高くても低くても不利益を感じたことがある」のは8.5%。合わせて74.3%が年齢による不利益を実感していた。
回答した人からは「経験豊富な人に対して、面接すらしてもらえない状況をなくしてほしい」(70代・今は働いていない)、「能力とやる気があれば、年齢にかかわらずに雇用しつづけてほしい」(50代・在宅ワーク)などの声があった。
理想の退職年齢は?
理想の引退年齢についても調査した。最も多かったのは「65歳以上」(35.7%)で、以下「70歳以上」(24.2%)、「60歳以上」(18.5%)と続いた。
また理想の引退年齢について、就活時に「年齢が高くて不利益を感じたことがある人」(66.3歳)と、「年齢で不利益を感じたことがない人」(63歳)では、平均3.3歳の差があることが分かった。
回答者からは「仕事があり身体が丈夫であればいつまでも働きたい」(50代・今は働いていない)、「生きている限り仕事は続けたいので、引退年齢は考えていない」(40代・派遣社員)などの意見が挙がった。
調査は7月11〜18日に、インターネットにて実施した。
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