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トップ3も過去の話 なぜ恵比寿は「住みたい街」常連から陥落したのか:2年連続4位(1/2 ページ)
住みたい街ランキングで、10年近くトップ3を独占していた横浜・吉祥寺・恵比寿のうち、恵比寿が4位に転落した。なぜ恵比寿は、住みたい街の常連から転落したのか。住まいと街の関係に詳しい、東京情報堂の代表を務める中川寛子氏に話を聞いた。
昨年、リクルートが発表した「SUUMO住みたい街ランキング2022 首都圏版」で、番狂わせが起きた。10年近くトップ3を独占していた横浜・吉祥寺・恵比寿のうち、恵比寿が4位に転落したのだ。今年のランキングでも恵比寿は4位に甘んじており、代わりに台頭したのが大宮だ。
恵比寿を追い抜いた大宮の街の魅力トップ10を見ると「大規模商業施設」「街ににぎわい」「文化・娯楽施設が充実」「電車・バス移動が便利」が上位を占めた。「遊ぶ」「学ぶ」「買い物する」という要素の多さと交通利便性の高さが、大宮の魅力であるようだ。
なぜ恵比寿は、住みたい街の常連から転落したのか。住まいと街の関係に詳しい、東京情報堂の代表を務める中川寛子氏に話を聞いた。
中川氏によれば、恵比寿はもともと「穴場」の街として発展してきたのだという。「山手線・渋谷駅の隣という立地ながら賃料が安く、都内の大学に通う学生に人気の街でした。また、かつては市場が2つあり、下町情緒がある街だったのです」。そんな恵比寿に変化をもたらしたのが、1994年に開業した「恵比寿ガーデンプレイス」だ。
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