インタビュー
月額5万5000円のサブスク別荘が好調 なぜ“入会待ち”が続くのか:解約しない人の傾向(4/5 ページ)
月会費5万5000円でセカンドホームを持てるサブスク別荘「SANU 2nd Home」が、2周年を迎えた。運用開始からずっと「会員待ち」がいる人気ぶりで、続々と新たな拠点が開業している。人気の秘密は……。
海まで徒歩5分の新拠点に泊まってみた
これまでは山や湖に近いエリアが多かったが、11月に初となる海拠点を千葉県一宮町にオープンした。本施設は海まで徒歩5分の立地。年間を通してサーファーが多く集まるエリアで、都心からクルマ、あるいは電車とタクシーで2時間ほどで到着する。
今回は、千葉駅のスーパーで食材を購入し現地で自炊した。現地に到着してから買い忘れに気付いたのだが、施設の隣にあるコンビニで調達できた。また、同じエリア内にベーカリーカフェや、サヌの会員が自由に使える24時間営業の会員制コワーキングスペースもある。
その他の施設は、クルマがないと買い物や飲食が難しいこともあるが、一宮町の拠点はこういった利便性の高さも魅力といえる。
心地よく過ごせる設備は整っているが、ホテルや旅館のように至れり尽くせりではない。チェックインはオンラインで行い、使った食器類の片付けやゴミ出しも自身で行う必要がある。こういった一連の体験が、ホテル滞在とは異なる「日常感」を生み出しているような気がした。
筆者のようにクルマの運転免許を持たない人、または運転したくない人にとって、サヌはアクセスしづらい課題があったが、ここなら最寄り駅からタクシーで約5分と通いやすい。このような拠点が増えれば、より多くの層を取り込めるだろうと感じた。
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