インタビュー
月額5万5000円のサブスク別荘が好調 なぜ“入会待ち”が続くのか:解約しない人の傾向(3/5 ページ)
月会費5万5000円でセカンドホームを持てるサブスク別荘「SANU 2nd Home」が、2周年を迎えた。運用開始からずっと「会員待ち」がいる人気ぶりで、続々と新たな拠点が開業している。人気の秘密は……。
6カ月間使い続けると、ほぼ解約しない
自然が豊かでありながら、都心から3時間以内で到着する立地。定期的に自然に触れたい人にとっては格好のサービスかもしれないが、月額5万5000円はそれなりの金額である。使い続ける理由は、どこにあるのか。
継続の目安の一つとして、福島氏は「約6カ月間の利用」を挙げる。「サヌへ通うことが家族やカップル同士のルーティンになるところまでもっていければ、解約が起こりづらい」そうだ。
「次々と新たな拠点が誕生していることもあり、入会直後はさまざまな拠点をめぐる方が多いですね。3カ月ほど経過すると、お気に入りの“推し拠点”ができて、そこにメインで通う傾向が見られます」
サヌは平日の宿泊なら追加料金を支払わずに利用でき、一度に4泊まで連泊できる。そのためリモートワークができるなど柔軟に動ける人は、平日利用が多いという。
従来の別荘のように管理する手間もなく、気分や用途によって好きな拠点を選べるのはメリットの一つ。小さな子どもがいる場合は、独立したタイプのキャビンであれば、周囲への音漏れなどが気にならないのは安心ポイントだろう。
愛犬と宿泊したい人の多くは、犬と一緒に食事ができる、ベッドで一緒に寝られる、周囲にドッグラン施設が多いなどが利用動機になる。愛犬と泊まれるホテルはあっても、それらがかなえられないケースもあって、サヌのサービスは愛犬家に喜ばれているという。
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