調査リポート
20代の半数以上「FIRE」に興味あり 資産形成の動き:社会人に聞いた
就活情報サイトを運営する学情は、20代の社会人181人を対象に「資産形成」に関するアンケートを実施した。
就活情報サイトを運営する学情は、20代の社会人181人を対象に「資産形成」に関するアンケートを実施した。
その結果「資産形成」には7割以上、「FIRE(早期リタイア)」には半数以上が興味があると回答したことが分かった。
資産形成に興味があると回答した人からは「銀行口座に預金しておくよりも、資産を増やせる」「お金に働いてもらいたい」「20代のうちに始めることが大切だと思う」などの意見があった。
現在「資産形成をしている」と回答した人は36.5%となった。資産形成をしていない人からは「リスクもともなうので、きちんと情報収集をしてから始めたい」などの意見が見られた。
2024年から始まるNISAの新制度を知っているか聞いてみたところ「知っている」と回答した人は56.4%で半数を超えた。「聞いたことはある」(25.4%)を合わせると、認知率は8割を超えている。
「FIRE(早期リタイア)」については、23.8%が「興味がある」と回答した。「やや興味がある」と回答した人と合わせると、FIREに興味がある20代は52%に上った。「1つの選択肢だと思う」「早期リタイアよりは、柔軟な働き方で仕事を続けながら、自由に生活するセミリタイアに興味がある」などのコメントが寄せられた。
調査は、20代専門転職サイト「Re就活」やwebメディア「20代の働き方研究所」の来訪者を対象にインターネットで実施した。期間は10月24〜31日、有効回答数は181人。
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