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ディスカウント王者・オーケーの銀座進出が「勝ち確」と言える3つの理由:小売・流通アナリストの視点(1/4 ページ)
ディスカウントスーパーとして有名なオーケーが銀座にオープンした。実は、オーケーにとって銀座進出は「勝ち戦」ともいえる。それはなぜなのだろうか。
ディスカウントスーパーとして有名なオーケーが銀座にオープンし、ちょっとした話題になっている。銀座のど真ん中、マロニエゲートの地下1〜2階への出店で、地上の1〜4階はユニクロTOKYO、5階はGU、6階は大創産業グループ(DAISO、THREEPPY、Standard Products)というテナント構成だ。昔の銀座のイメージとは異なる、デフレの勝者が集う象徴的な商業施設といえるかもしれない。
マロニエゲートの前身はプランタン銀座だ。プランタンはかつての総合スーパーの王者・ダイエーが全盛期に、フランスの百貨店と提携して参入した百貨店だった。それを考えると、銀座のこの地は、流通業界における栄枯盛衰の歴史の写し絵ともいえる場所なのかもしれない。
安売りスーパーが銀座に出て成立するのか?
オーケーといえば、圧倒的な価格訴求で首都圏を席捲(せっけん)して成長を続ける食品スーパーだ。今やその売り上げは5533億円と業界屈指の存在となっている。首都圏の国道16号線の内側に140店舗以上を展開し、その集客力は店舗当たりの売り上げで約40億円。この数字は業界平均の2〜3倍で、他を圧倒している。
そんなオーケーが、銀座に大型店を出すというのだから話題性には事欠かないだろう。一方で「安売りスーパーが銀座に出て成立するのか?」という声も散見される。オープン当初、話題性から多くの人でにぎわっていたが、実際に定着できるのだろうか。
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