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AIで採用判定、学生の8割超がOKと考えるワケは?(1/2 ページ)
人手不足が加速する中、採用でのAI活用は今後段階的に進んでいくと予測されているが、企業と学生はそれぞれどのように捉えているのか。Thinkings(東京都中央区)が調査を実施した。
人工知能(AI)を用いた企業の採用判定について、学生の8割が許容していることが、HRテック事業を手掛けるThinkings(東京都中央区)の調査で分かった。AIによる採用判定について、受け入れる企業と学生はそれぞれどのように捉えているのか。
AIを活用したことで採用活動の質が「高まった」「やや高まった」とした人は合わせて82.0%に上った。
AIを実際に活用した採用業務は?
「実際にAIを活用した採用業務」「AIを活用したほうがよいと感じる採用業務」については、いずれもトップ4まで同じ項目が並び、情報の作成やアイディア出しに関わる内容が上位に並んだ。最も多い回答は「求人票の作成」となった。
一方で「人の手で対応したほうがよいと感じる採用業務」については「スカウト」が最多回答となり、27.5%に上った。以降は「面接」「連絡」など、応募者と直接コミュニケーションを取ることが想定される場面が続いた。
学生が就職活動でAIを利用することについて、78.5%が「歓迎する」「やや歓迎する」と回答した。
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