ホンダ、「オデッセイ」を一部改良 室内空間を進化させた新タイプが登場
ホンダは上級ミニバン「ODYSSEY(オデッセイ)」を一部改良、快適な室内空間を更に進化させた新タイプを設定し発売する。
ホンダは上級ミニバン「ODYSSEY(オデッセイ)」を一部改良し発売する。新タイプ「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」を設定し、快適な室内空間をさらに進化させた。
今回の一部改良で、「e:HEV ABSOLUTE」と「e:HEV ABSOLUTE・EX」、新タイプの「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」の計3タイプを設定した。
エクステリアは、新デザインのフロントグリルを採用した。グリルの開口部を拡大してワイド感を強調し、水平基調の5本メッキバーに突起状のデザインを組み合わせ高級感を高めた。またHondaのエンブレムをより前方に配置することでフロント部の突き出し感を高め、迫力と重厚感を感じさせるデザインとした。
さらに新タイプ「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」は、ブラッククロームメッキのフロントグリルなど、内外装の随所にブラックを取り入れ、最上級モデルとしての洗練された雰囲気を演出している。
インテリアは、全タイプの2列目に4ウェイパワーシートを採用した。オットマンとリクライニングの操作を新たに電動化することで細やかな調節が可能となった。また2列目シートにはシートヒーターや折りたたみ式のセンターテーブル、ミニテーブル付きのアームレスト、シート足元にはUSBチャージャー(Type-C)を全タイプに標準装備し、快適性をさらに向上させた。
3列目シートは前モデル同様に全タイプに床下格納シートを採用し、大容量の荷室空間と利便性の両立を図っている。「e:HEV ABSOLUTE・EX」と「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」には本革シートやワイヤレス充電器なども標準装備した。
また、減速セレクターを新たに設定し、アクセルオフ時の減速の調節が可能となり、下り坂での走行や前走車との車間距離の調整などに活用できるようになった。指一本でスムーズなシフト操作ができる機能もオデッセイとして初めて採用した。
安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」に、近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビーム、急アクセル抑制機能を追加した。また、フロントカメラの広角化で衝突軽減ブレーキの検知対象を拡大し、交差車両、右折時の対向車、横断自転車、二輪車、夜間の歩行者の検知が可能となった。
メーカー希望小売価格は「e:HEV ABSOLUTE」が480万400円、「e:HEV ABSOLUTE・EX」が500万600円、「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」が516万4500円。
ODYSSEYは1994年に初代を発売。モデルチェンジを繰り返し、現行モデルは5代目。
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