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AIに「全てを任せた」あとに残る未来は? 想定を超える、その脅威:働き方の見取り図(4/4 ページ)
米カリフォルニア州で自動運転タクシーの事故が発生。テクノロジーの急激な発展が、行き過ぎた仕事の代替という新たな問題を生み出している。人間は、AIや機械にどう仕事を任せればよいのか。
問われるのは「任せ方の適切性」
しかし「できる=任せられる」ではありません。
AIや機械に仕事を任せるにあたって、“アシスト”か“操縦”か“判断”か、何をどこまで任せるかという「任せ方の適切性」が問われる時代を迎えました。それを決めるのはあくまで人間です。もし、AIや機械に仕事を任せた結果、人間の安全が脅かされる事態が起きれば、それは人間側の過ちになります。
テクノロジーの発展は、すでに原子爆弾のように人間自身が制御できないほどの影響力を持つ道具を生み出しました。そういった大きな力のコントロールは、判断仕事の範疇(はんちゅう)です。
では、もし人類の幸福の最大化という目的から逆算して、何が最善の選択かを判断する機能においてAIが人間を上回った場合、果たして核爆弾のスイッチを押す判断まで任せるのでしょうか。仕事の任せ方を誤れば、取り返しのつかないことになりかねません。
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